カテゴリー
人生は旅!

真珠湾攻撃( Attack on Pearl Harbor)&マレー沖海戦(Sinking of Prince of Wales and Repulse)!

1941年12月8日の未明、ハワイの真珠湾攻撃より70分早く、日本軍はタイ国の国境に近い英国領マレーのコタバルに陸軍部隊を上陸させた(大本営もこのコタバル上陸をもって、対英米への宣戦を布告したと報じた)。

真珠湾攻撃( Attack on Pearl Harbor)とは、日本時間1941年(昭和16年)12月8日午前3時20分(ハワイ時間12月7日午前7時50分)。第二次世界大戦において日本海軍が、米国のハワイ準州オアフ島真珠湾にあった米国海軍の太平洋艦隊と基地に対して行った航空母艦(空母)艦載機および特殊潜航艇による奇襲攻撃である。

マレー沖海戦(Sinking of Prince of Wales and Repulse)とは、第二次世界大戦中の1941年(昭和16年)12月10日にマレー半島東方沖で日本海軍の陸上攻撃機と英国海軍の東洋艦隊の間で行われた戦闘。日本海軍航空隊が英国東洋艦隊の最新型戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋戦艦レパルスを撃沈した。

航行中の戦艦を航空機だけで撃沈した世界初の事例である!

この1年前の1940年、米国では民主党のフランクリン・ルーズベルト大統領が3選を果たしていた。
1940年の米国大統領選挙において、現職大統領であった民主党のルーズベルトはそれまでの慣例を破り3期目に出馬、それが大きく問題視されていた。
それでも彼は強行に出馬、選挙直前には相手の共和党候補者からルーズベルトが密かに国民を第二次世界大戦に引き込もうとしていると告発された。
ルーズベルトはこれに応えて、「アメリカの青少年をいかなる外国の戦争にも送り込むことはない!」と公約したのだ!

1914年から1918年にかけて米国からは遥か遠い欧州を主戦場とした第一次世界大戦において、米国にも約12万人もの戦死者が生じた。
その悲しみと一体何の為、誰の為の戦死だったのかとの思いが、米国民衆の心を戦争反対と平和への固い思いへと駆り立てることになっていた。
だからこそ、ルーズベルトはそんな公約をしなければならず、その公約をした彼は見事に大統領3選を実現させた。

しかし、ルーズベルトの本心は欧州を席巻するヒトラーのドイツに宣戦して英国などを救い、同時にアジアにおける日本の勢力をも削いでおくことであったと思われる。

彼にとって極めて重要なことは、米国民衆の戦争反対への固い思いを大転換させる「上手なプロパガンダ」を生み出すことであったはずだ!

参照:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』真珠湾攻撃、マレー沖海戦、1940年アメリカ合衆国大統領選挙

1092夜 『日本の失敗』 松本健一 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

ヒロシマ&ナガサキ=The Principal Ground Zero!

ミッドウェー・3418!

3月10日は東京大空襲の日!

「レクイエム」「詩篇」「響紋」三善晃の反戦三部作!

カテゴリー
人生は旅!

腸脳相関(gut-brain interaction)!

昔から「脳腸相関(brain-gut interaction)」とは、よく言われて来た。
「脳」と「腸」の関係が密接に関係しており、「脳」から「腸」へと「腸」から「脳」へと双方向の関係性も含めて指摘されて来た経緯がある。

それが最近の科学的な考えでは、順番は逆になりつつある。
つまり、「腸脳相関(gut-brain interaction)」なのだ!

そう言えば、「腹に落ちる」「腹を決める」「腹を立てる」「腹に据えかねる」「腹が太い」など、我々日本人は昔から「腹」を使った言葉をホンマにたくさん利用して来たのだ。
これを思うと、ご先祖様たちは「腸脳相関(gut-brain interaction)」の本質を、体験的にシッカリと理解していたように思えるのだ。
うちのお婆ちゃんもよく「お腹を大事にな!」とお腹をさすってくれた。
そうだ、あの寅さんもお腹を大事にして、いつも腹巻をしていた!

腹巻にもご注目!

「脳」は発生学的には「腸から生まれた」と言われる。
「腸」は体の中でもっとも起源が古い器官で、原生生物がはじめに獲得した臓器が「腸」なのである。

あの土の中の「ミミズ」の身体には「脳」も「目」もない、あるのは「腸」だけである!
もっとも、大昔には「ミミズ」にも「脳」や「目」があったが、地中生活に適応するために、「脳」や「目」を捨てて進化したらしいというのだ。

原生生物は、やがて徐々に「腸」周辺に神経細胞をもち、「腸」の動きをコントロールするようになった。
そして、この神経細胞から「脊髄」ができ、さらにそこから「脳」ができたと言われる。
つまり、「脳」は「腸の神経細胞」から「のれん分け」をされたのだ。

だから「腸」が「本家」で「脳」は「分家」である!

我々生物は「脳」を獲得するまでの長い間、ずっと「腸」で生き、「腸」で思考してきたのである!

最近の科学があらためて気付いた、「腸」こそが本家であり、「脳」は分家なのだという考え方を、今や益々大切にすべき人類80億人の時代である。

ご先祖様たちがそのようにと教えて来てくれたように!

参照1:水と健康の情報メディア「脳腸相関とは?脳と腸の関係性について解説」
参照2:漢方のスギヤマ薬局 健康になりたい 「ミミズ」に見る腸の重要性

ほんほん8 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

エムラン・メイヤーの『腸と脳』を読むと、会話は腸内の井戸端会議なんだということが、よくわかる。とのこと(草)

カテゴリー
人生は旅!

「サムライブルー」よ11年前の「なでしこジャパン」に続け!

11年前の2011年の女子ワールドカップで「なでしこジャパン」は、アジアの代表として初の優勝を遂げた!
「サムライブルー」には今回の2022年大会において、是非「なでしこジャパン」の偉業を実現して貰いたい!

2011年「なでしこジャパン」は優勝!

11年も「なでしこジャパン」に遅れをとることではあるが、それは許そう「サムライブルー」!

ドイツとスペインを逆転で撃破した「サムライブルー」を目にした韓国も奮起してポルトガルを見事に撃破、ベスト16へと駒を進めた。
同じアジア勢として、また隣国として嬉しい限りである。
是非今回はお互いにベスト8に駒を進め、男子ワールドカップ史上初となるベスト4を目指す日韓戦を実現して貰いたい。

ガンバレ韓国!

優勝せよ「サムライブルー」!
たとえ「なでしこジャパン」の11年遅れでも!

北朝鮮からはまるで花火大会のように、ミサイルを50発以上も打上げられても、毎度「誠に遺憾に存じます」としか言えない存在である今の日本を取り巻く厳しい政治状況!

国民1人当たりGDPでは、既に4年前2018年に韓国に追い抜かれている貧しき我が日本の経済状況!

せめてサッカーの世界だけでも夢を実現させて貰いたい!

食料品などの物価だけは値上げラッシュが続くなか、ひどい円安で益々グローバル的にも貧乏になっている日本国民、特に我々庶民の為に今ただただ優勝を祈るばかりである!

カテゴリー
人生は旅!

ピカピカの1年生が40年経って分かった真実!

小学1年生の時から、心の片隅にチョコット引っ掛かったまま、時折思い出してはまたは忘れることにしてきた一つの疑問があった。
それは、小学校1年生の時に教わった漢字「左右」の筆順のことである。
先生は「えーか、左はまず横の一を書いて次にカタカナのノの字を書く、そして中にカタカナのエや!」と仰り、「次に右やが、こっちはまず先にカタカナのノの字を書いて、次に横の一を書くのや。間違えんときや!そして中に口を書くんやで。」と告げられたのであった。

「そんなアホなことなんでせんとアカンの!」と当時ピカピカの1年生は大きなショック受けながら心の中で叫んだのである。
そして信じられないという思いからサット手を挙げ「先生!何で左と右で書き方の順番がそないに違うん。」とお尋ねしたのだ。
先生のお答えは「あのなーこれは昔からそんなふうに決められている。決まりごとやね。」という一言であった。

しかし、それではとても納得は出来なかったのだ。
実は先の幼稚園時代の折は今で言う「月光仮面のマンガオタク」であったことから、両親はもちろん祖母や伯母を含め身近な親しい人には誰彼となく「月光仮面の本読んでー。」とひたすらせがむ幼稚園児だったのだ。
その甲斐?があって、マンガの中のセリフはほぼ読めるようになっていた。
そうなんです!
左右の漢字は、小学校で教えてもらう前から既に読めていたのである。
そんなピカピカの1年生にとって、書いた後での読む人にとっては、左右の筆順の違いなんぞはどちらでもエエのやとしか思えなかったのだ。
そして、その時ハッキリと「どっちでもエエことに悩むのはもう止めや。」と心のなかでスパッリと決め、以後筆順は無視することにしたのである。

そして初志貫徹のまま40年の月日は流れ、四十代も半ばを過ぎた頃、あの甲骨文字を含む漢字学の大家、東洋哲学の巨人である白川静(しらかわしずか)先生を知ったことから、思いもよらぬ展開が待っていたのであった。

なんと左右の漢字の筆順の違いが、どういう理由であったのかというその謎がついに解けたのである!

まさに氷解するとはこのことであった!

古代中国の甲骨文字では、左の元の字はまずアルファベットのUの字を右に傾けて上から下に書き、後にその真ん中を貫いてカタカナのノが入れられていた。エはまだ存在しない。

そして、右の元の字はまずアルファベットのUの字を左に傾けて上から下に書き、後その真ん中を貫いて横に一がやや右下がりに入れられていたのである。口はまだ存在しない。

まるで、自分の左右の手を目の前でハの字にしたカタチそのものなのである。

そう、ピカピカの1年生が40年間無視続けて来た、まさに「昔からの決まりごと」そのものが目の前に現れて来たのであった。そのとおりの筆順であることが、ついに分かった瞬間である。

白川静先生は、およそ3400年前に書かれた漢字の原点である古代中国の甲骨文字の解明をなさる中、漢字にまつわる偉大な発見をいくつもなされて来たのだ。

実は、この古代中国の甲骨文字が研究されるようになったのは清朝末期(1899年)に、中国で遺物の骨に文字が刻まれているのが発見されてからのことである。

つまりは、たった120年ばかり少し前のことなのである!

この甲骨文字が発見されるまで、中国における最古の漢字辞典といえば、「説文解字」(せつもんかいじ)、略して「説文」(せつもん)。それは、後漢の時代西暦100年に許慎(きょしん)によってに書かれたものであった。

しかし、西暦100年の「説文解字」にとっては、その1500年前に存在していた甲骨文字の存在は、もはや歴史の彼方へと消え去って久しいものであった。つまり、漢字の原点である甲骨文字の情報を、許慎は知る由もなかったのである。

甲骨文字の存在すら知り得なかった許慎は、「説文解字」で「告」という字の注解に考えあぐね、「牛が人を後ろからつついている様」というような話を記載している。

一方、甲骨文字の解明を進めた白川静先生は、「告」という字の下の口は元の甲骨文字では、「日」に似た文字でそれは「サイ」と読むべきことを発見された。

「サイ」とは祈りの言葉を印したモノを収める、箱のような入れ物のことを示す。

さらに「告」の上は牛ではなく、祝詞を神様に捧げる時に使う幣、白木の棒などで作った祓串(はらえぐし)のようなモノを示すと発見された。

つまり、白川静先生は、「告」と言う字は「人が祈りを込めた言葉を入れたイレモノをかざして神様に御願いをする様」であるという大発見をされたのである。

従来、単に人の「口」であると思われていた「口」を、「サイ」に読み替えるケースを導入することで、多くの漢字が本来の意味を明確に示すことが分かって来たのだ。

参照:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』説文解字

0987夜 『漢字の世界』 白川静 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

カテゴリー
人生は旅!

「寛容さの共有」を忘れた社会の危うさ!

米国における今話題の共和党派と民主党派の過激な論争は、まさに現代の「寛容さの共有」を忘れた社会の危うさを示す最も分かり易い見本である。
日本でいうならば、安倍元首相暗殺事件や昨夕に起きた社会学者の宮台真司さんの襲撃事件も、明らかに「寛容さの共有」を忘れた社会の危うさを如実に示すものである。
それは、まるで自分と異なる意見は、間違っており悪いもので無くなってしまえばいいのだと、一方的に決めつける幼稚で利己的かつ独善的な考え方である。
勿論、これには昔と比較してそうなり易い今のネット社会の在り方が大きく影響している。

今は自分のスマホで色々なニュースや情報が手軽に即座に見られる時代、それは見た目にはさもスマートに感じられることであるが、実際にはスマホの画面は既にあなたのお好みの情報に限定されてしまっているケースが多い時代でもある。
本来まともな情報収集とは、個人の好みに合わせたものだけではないはずである。自分に好ましいものもあれば、自分が好きになれないイヤな情報も相当にあるのが当たり前なのである。
ある考え方に容易に染まり易い人たちは、異なる考え方にも配慮するという訓練が足りない、つまり自分とは異なる考えに我慢する力のない修行不足なのだ。
しかし、この「我慢する力の修行」が、今や人類80億人時代を迎えた我々には益々必要不可欠になって来ているのである。
そして、「寛容さの共有」という人類の知恵こそが、異なる考え方に対しても無理なくシナヤカに「我慢する力の修行」を実践させ継続させる原動力となるものなのである。


このように思う時、日本は江戸時代に既に一度「寛容さの共有」の実現に見事に成功した歴史を持つ世界で唯一の国なのである。

それは、ズバリ「大阪のお笑い文化」のことである!

今も日本の都会は人口密度が高いが、江戸時代に経済の中心地であった大阪の人口密度はその都市面積が狭いことから、当時すでに百万人都市であった江戸よりもさらにグッと人口密度は高かったとのことである。
そんな超過密人口の中における「人付き合いのノウハウ」として、大阪という都市が辿り着いたのが「寛容さの共有」であり、その実践ノウハウが「大阪のお笑い文化」であったのだ。
「人間とは皆なかなか我慢ができず、すぐに口論やケンカを始めてしまうもの」との問題提起に対し、その解決法として「大阪のお笑い文化」を生み出し進化させたのである。

「大阪のお笑い文化」は江戸時代に大阪に住んだ人々が、お互いの生活の心地よさ求め合うなかで到達した「寛容さの共有」の権化だったのである!

個人的な思いを言うと、今もし昔の松竹新喜劇のあの藤山寛美さんが現役バリバリでいらして、米国で1年間でも興行が出来たなら、共和党派や民主党派のみなさん共に「大阪のお笑い文化」を学び、互いの論争を今少しは次元の高い内容に高め得るはずだと思うのである。
しかし、それはもう出来ないことである。

せめて今海外へも目を向けて頑張っている大阪の吉本興業さんに「大阪のお笑い文化」のさらなる輸出拡大を期待するばかりである。

お笑いの輸出に関しては、どこの国でも規制されるいわれはないはずだから!

上方と江戸の笑いには違いがある!豪胆にして繊細、落語家・笑福亭純瓶師匠インタビュー | 和樂web 日本文化の入り口マガジン (intojapanwaraku.com)

カテゴリー
人生は旅!

「安倍元首相暗殺事件」の真相究明はドコへ行った?

マスコミは一体この「異常な重大事件」の真相究明をどう考えているのだろうか?
この事件を発端に火が付いた「旧統一教会問題」は盛んに報道しているが、この事件そのものの真相を追求しようとするマスコミがどこにも見当たらないのだ。
マスコミは我々日本国民をバカにしているのか?それともたんにボケているのか?
このどちらかとしか思えない報道に終始している。

まるで事件の真相は実行犯Aの単独犯行と断定し、その理由は旧統一教会への恨み。
そこに警察当局の警備の不手際が重なりこの事件が起きた。
以上、終わりとでも言えるような報道ぶりである。

しかし、「ギョウザの王将社長暗殺事件」にも見られるように、今頃では暴力団・ヤクザの暗殺事件でさへ、主謀者は実行犯に対して犯行目的や理由などは一切何も伝えることなく、ただシンプルに目的行為の実行だけをやらせるスタイルである。

こんなご時世に、マスコミはせめて「一国の元首相が暗殺されたことの重み」を考慮した報道をなすべきではなかろうか?
ハッキリ言うと、実行犯Aの単独犯行説のみではなく、どこかの大きな組織が仕掛けた組織ぐるみの犯行説も当然検証して報道すべきではないのかということである。

これは流行りの陰謀説で言うのではない、現実に起きた「異常な重大事件」に対する最低限必要な検証の在り方として言っているのである。
例えば、今回の実行犯Aの動機解明のための手掛かりは、まるであらかじめそれらがすべて準備されていたかのようにスイスイと出て来た。
感覚的には、あたかも「1時間モノの刑事ドラマ」を見るがごとくであった。
さらに、ゴルゴ13の読み過ぎやと言われるかも知れないが、安倍元首相が銃撃される直前のニュース動画にはタイミングが良すぎる人物が二人も登場する。
特に直前動画の「台車を押して後ろを横切る男性」などは、まるで実行犯Aの共演者ではないかと見えてしまうのだ。

とにかく、「旧統一教会の問題」が以前から指摘されてきた問題であるのとは異なり、「安倍元首相暗殺事件」こそは今年7月8日に起きた我々国民にとっての「異常な重大事件」なのである。
警察に対しては当たり前であるが、いつも正義の味方を演じるマスコミにも、是非ボケずに他社とは異なる分析の報道を各社各様になすことを期待したい!

そんなマスコミの姿を国民はシッカリと見ている!

安倍元首相銃撃 警備警察官 台車に気を取られ容疑者気付かず|NHK 関西のニュース

安倍元首相を悼んで!

カテゴリー
人生は旅!

ジイさんバアさんが支えるニッポン株式市場!

今朝の日経新聞の一面は、「老いるニッポンの株主」とあった。
以前から指摘されて来たことであるが、あらためて調べ直したところ、日本株式を保有する年齢構成は70代以上が40%を上回るとのことであった。
何とジイさんバアさん株主が41%以上なのだそうだ!
若い人はというと、30代の株式保有は58%が米国株、40代でも米国株保有が40%を超えるそうだ。
そして、若い人が米国株を選び、日本株を避ける理由として、日本株が成長力と稼ぐ力の両方で劣っていること、さらに投資の手軽さにも劣るということが指摘されていた。

確かにその通りである。
しかし、オモテナシをよく口にする日本において、どうして投資の手軽さがこれほどに劣る状態がかくも長らく続いているのであろうか?
どうしてニッポン株式市場は、株主に対するオモテナシに精進できていないのだろうか?

老いも若きも米国株!

ニッポン株式市場に「直ちに成長力と稼ぐ力をつけよ!」と言っても、これはすぐには無理な話である。
ところが、オモテナシはそうではない!
例え、成長力や稼ぐ力に劣るニッポン株式市場であっても、オモテナシの改善には直ぐに取り掛かれるはずである。
日本株はまず、オモテナシについての改善を図ることが急務である。

今を時めく米国株のアップルが2万円で株主になれるのに、日本株のユニクロ即ちファーストリテイリングは800万円がないと株主はなれない。
ユニクロのような銘柄、すなわち株主になるのに最低数百万円が必要な値嵩株(ねがさかぶ)は、他にもたくさんあるのがニッポン株式市場である。
このような値嵩株は、言い換えると「貧乏人排除銘柄」と言えよう!

一方、米国株であるアップルは、貧乏人を排除していない!

この両国における彼我の差は一体何なのかと思うとき、やはり真っ先に浮かぶ言葉は「ダイバーシティ」である。

要はシンプルな話である。米国株のアップルはダイバーシティを考慮した株主対策をしていて、日本株の「貧乏人排除銘柄」はダイバーシティを考慮できていないということである。
米国株はシッカリとダイバーシティ政策を、自分たちの経営戦略の中にキチンと落とし込んでいるのである。

日本株のオモテナシの改善と向上には、ダイバーシティを深く考慮し、ダイバーシティを「オモテナシ・ツール」の源泉として本気で活用する覚悟が不可欠なのである!

また、そのことが実行されてこそ、グローバル市場における成長力と稼ぐ力の向上が実現できると確信する。

ニッポン株式市場は、腹をシッカリと括って「ダイバーシティ」をホンマにマジメに内部に取り込むべき時代である!

ついに日本に投資したバフェットが教えてくれる良い人生を送るためのメソッド | バフェット帝国の掟 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

カテゴリー
人生は旅!

銀杏黄葉(イチョウモミジ)の中で!

明治神宮外苑のシンボルともいえるイチョウ並木、今イチョウ祭りの真っ最中である。
イチョウの木は、東京都のシンボルの木でもある。
昨日はまさに小春日和であったので、近くの善福寺公園のイチョウの大木をまた尋ねてみた。
毎年眺める一番お気に入りのスポットは、50メートルばかり離れた少し小高い場所のベンチ、そこに座って眺めるイチョウの木全体の眺めが大好きなのである。
休日ならばたくさんの人も訪れるが、平日なので人も少なく一人占めとはいかないまでも、それに近い気分に浸れて大満足であった。
そんな銀杏黄葉(いちょうもみじ)の中には、照り映える黄金色の落ち葉の絨毯がまた何とも言えず見事であった。

亡き母が晩年趣味とした絵手紙の中には、毎年秋になると決まって与謝野晶子のこの歌

「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏(イチョウ)ちるなり夕日の岡に」

が添えられていたことを思い出す。

そんな心地よい一時を過ごし、家に帰ってふと思ったのが万葉集ではイチョウはどんな風に詠まれていたのか?ということであった。

万葉人はイチョウの木にどんな思いを寄せたのであろうか?

ネットで調べると、万葉集遊楽というブログには万葉集その二百九十一(ちちの木は銀杏)というこんな解説があった。

古代の人たちは「イチョウ」を「ちち(乳)の木」とよび、乳が十分に出ない母親は子供が健やかに育つよう、この木に祈ったのです。

ちちの実の 父の命(みこと)  ははそ葉の 母の命(みこと)
おほろかに 心尽くして 思ふらむ
その子なれやも ますらをや 空しくあるべき
万葉集巻19-4164 大伴家持

<現代語訳>
チチの実、ははそ葉。
それはわが尊敬する父上、母上の名。
その「ちち」「はは」は、私を懸命に育てて下さいました。
そのような私はそんなに不甲斐ない子でしょうか。
いやいや、そんなことがあろうはずはありません。
ますらをたる者 日々空しくこの世をすごしてよいものでしょうか。
いやいや、そんなことが許されるはずもありません。

https://youtu.be/vHRxK5hKcbU
樹齢1200年と言われるチチイチョウ!

ところが、庭木図鑑 植木ペディアにはこう書かれていた。
日本で見られるイチョウは、中国南東部で生き残っていたものが朝鮮半島を経緯して渡来したものとされる。その時期については、仏教が伝播した飛鳥時代とする説や室町時代とする説があり、特定されていない。

さらに、全日本通訳案内士連盟のホームページではこうあった。
イチョウの木は、日本へは鎌倉時代に伝わったようで、青桐と同じように火に強く、江戸時代には火事に備えて寺や神社によく植えられたために、東京ではイチョウの木が多いのです。

鎌倉の八幡宮のイチョウは、樹齢千年と言われているので、 渡来してすぐ植えられたものと思われます。

中国では建築や彫刻に使われるだけでなく、「頭に良い」と考えられ、その葉が漢方薬として5,000年にわたって利用されてきました。肺の働きを高め、尿のコントロール、体力増強にもよいそうです。また、生命力を支えて いると言われるフラボノイドが豊富に含まれ、老人性痴呆症予防、記憶力維持に効果があるということが明らかになっています。

ドイツやフランスでは、イチョウの葉エキスが30年以上も前に医薬品として認可され、痴呆症の治療に使われて成果をあげているとのことです。
ドイツ人の医者、植物学者、旅行家であるエンゲルベルト・ケンペルが、長崎を訪れ(1690-1692)そこで初めてイチョウの木を見ました。彼は、将軍綱吉に会うため2回箱根を越えた際、箱根の自然を本に書いて 世界に紹介した人でもあります。彼の手書きの草稿は、その後、大英博物館が購入し、今はそこに保存されて います。彼は日本のイチョウの種を持ち帰って、オランダのユトレヒトの植物園に植えました。その木は現在でも 残っているそうですが、ここからヨーロッパ中にイチョウの木が広まっていったのです。ヨーロッパにある イチョウの木が、日本のイチョウの種から生まれたなんて、知らない人も多いのではないでしょうか?
イチョウの木は18世紀の中ごろドイツに移植されました。1815年、ゲーテ66歳の時に書いた有名な詩があります。

 これは 東洋からやってきて 私の庭に植えられた木の葉です
  (中略)
 もともと1枚の葉が裂かれて2枚になったのでしょうか
 それとも2枚の葉が相手を見つけて1枚になったのでしょうか
 私は1枚の葉であり あなたと結ばれていることを
 あなたはお気づきになりませんか

ゲーテは、2枚の葉が割れて1枚につながっているイチョウの葉を男女の愛の象徴とみました。彼は、ハイデルベルグの古城の庭にあった1枚のイチョウの葉をつけて、愛する女性に詩を贈ったのです。
当時は珍しいエキゾチックな木だったのでしょう。

結局、イチョウがいつから日本に存在するのかはハッキリとは解明されていないことが分かった。

しかし、そんなことは銀杏黄葉(イチョウモミジ)の中では、どうでもよいことだけは間違いなしである!

「しぐれつつ留守守(も)る神の銀杏かな」高浜虚子

1597夜 『虚子五句集』 高浜虚子 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

カテゴリー
人生は旅!

ペンタゴンには7年前までヨーダがいた!

何とニクソン政権に始まりフォード政権、カーター政権、レーガン政権、ジョージ・H・W・ブッシュ政権、クリントン政権、ジョージ・W・ブッシュ政権、オバマ政権といった歴代政権において、1973年から2015年までの実に半世紀に近い42年間にわたり、米国国防総省総合評価局局長Office of Net Assessment
the Office of Net Assessment (ONA) Directorの職責をずっと担い続けたスゴイ男がいたのだ。

スター・ウォーズの登場人物になぞらえて「国防総省のヨーダ」と呼ばれたアンドリュー・マーシャル(Andrew W. Marshall、1921年9月13日ミシガン州デトロイト市に育ち2019年3月26日バージニア州アレクサンドリアにて97歳で逝去)

アンドリュー・マーシャル、その人である!

そう!彼は52歳の時から93歳となるまで、米国国防省の中枢にあって、東西冷戦においてはソ連を崩壊へと導き、湾岸戦争では圧倒的な米軍の勝利を世界中のテレビ画面に見せつけた。

彼こそが、実に42年間ペンタゴンの長期的な安全保障戦略に対し強い影響力を保ち続けた稀有な「軍師」だったのである。

もっと我々に馴染み深い例えならば、まさに米国の「諸葛孔明」だったのだ!

そしてこの事実こそは、もっぱら合理的で効率化を追求するばかりに見える米国国防省において、ホンマに重要なことが抜け落ちてしまうリスクは常に存在することを、国防省自身がキチンと自覚出来ていたことを示すものであった。

ところが、2015年1月にアンドリュー・マーシャルが退任し、「ヨーダ」が居なくなってからの国防省はまったく変わってしまったと思えるのである。

その最たるものが、2021年のアフガン撤退の失敗である!

1兆ドルとも2兆ドルとも言われる莫大なコストを掛けた「アメリカ史上最も長い戦争」で、米国がアフガン政府に供与した大量の武器の多くまでもがタリバン側の手に渡り、あっと言う間にタリバンは壊滅どころか再びアフガン国内の権力を全て掌握してしまった。

インテリジェンス能力に劣る我が国の外務省と自衛隊が、狼狽して演じたあのお粗末な救援飛行機のあのアフガン派遣「喜劇」は、強く日本国民みんなの記憶に焼き付けられている。

そして今、勉強を続けたいと願うアフガンの少女たちや女性たちが、タリバンから命まで狙われる迫害を受けているニュース映像をテレビは情けなくも淡々と流し続けている。

さらに強く思うことは、米国国防省自身も素直に認めているあの稚拙なアフガン撤退の失敗が、今回ロシアがウクライナに侵攻した大きな引き金となったはずである!

要するに、米国国防省が長期的な安全保障戦略に基づいた方針を維持出来ず、短期的な政治家目線の方針に屈した結果が、あのアフガン撤退の失敗だったのである。

つまり、2015年1月に「ヨーダ」がペンタゴンを退いた後には、米国国防省のシッカリとした長期的な安全保障戦略を生み出す能力が、ダンダンとではあるが明らかに低下していったのである。

そして恐らく、今ロシアのウクライナ侵攻が続く中で、台湾問題の緊張もさらに増す状況を踏まえて、ペンタゴンは「ヨーダ」の必要性をあらためて痛感していることであろう。

願わくば、AIに限らずなんでも駆使してシッカリと「ヨーダ」の役割を担える「存在」を、再びペンタゴンが手に入れることを祈りたい。

それはひたすら「世界平和のために」である!

参照:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』アンドリュー・マーシャル

ヨーダはまだ立っています:ペンタゴンの未来派アンドリューマーシャル(92歳)のオフィスは予算の斧を生き延びます-ワシントンポスト (washingtonpost.com)


カテゴリー
人生は旅!

経団連は北朝鮮への献金を推奨する気なのか?

日本経済団体連合会の2022年11月15日付の提言を見た。
「web3推進戦略- Society 5.0 for SDGs実現に向けて -」である。
その中に書かれていたことは、「直ちに取り組むべきこと」として、1. トークンの保有を促進、2. トークンへの投資を促進、3. トークンの流通を促進であった。

まるで国民に暗号資産の保有を推奨するかのようである!

経団連の皆さんであれば、当然御存知のはずの北朝鮮のサイバー部隊のことはお忘れなのであろうか?

何だかまるで日本国民の資産が、北朝鮮のサイバー部隊のカモにされることを推奨しているように思えるのだ。

せめて国民の皆さんがサイバー攻撃の被害に会わないよう、まずは経団連に参加する企業が率先してトークンを保有し、トークンの安全性やサイバー攻撃対策の研究に真摯に取り組むという行動を実践した後、一定水準の安全性が確認出来て初めて唱えるべきことである。

我が日本の脆弱なサイバー防衛体制に対する危機意識が、あまりにも希薄過ぎると思えるのである。

今お金に困っているはずの北朝鮮が、まるで花火大会開催中であるかのようにミサイルを打ち上げている。それが、今年に入り50発以上もである。

新聞報道によると、この50発以上のミサイルに掛かったコストは、10億ドルとも推計されている。

そして、先月10月には日米韓の対北朝鮮担当の高官が協議し、「北朝鮮はサイバー攻撃で暗号資産を盗んでいる。違法な調達を防ぐため協力しよう。」と確認したようである。

何を今更ボケた話をである!

今春4月に米国のFBIは、北朝鮮系ハッカー集団「ラザルス」が仮想通貨のイーサリアムから6億2000万ドルを盗んだと特定した。

さらに、2021年には国連の専門家たちが、2019年から2020年にかけて北朝鮮サイバー部隊は暗号資産を3億ドル以上盗んだと分析しているにもかかわらずである。

ようやく先月10月末のニュースに、防衛省が、今年3月に発足した「自衛隊サイバー防衛隊」などサイバー攻撃対処の専門部隊の要員を2027年度までに、最大5000人に拡充する方向で調整していることが分かった。その場合、現体制から5倍超となるとあった。

即ち、現状ではいまだ1000人に満たない状態なのである。

それに比べて北朝鮮のサイバー部隊は、少なくとも1万人規模である。自衛隊のサイバー防衛隊が5000人になる頃には、北朝鮮のサイバー部隊は5万人なのかも知れない。

ちなみに中国のサイバー部隊は、7年前2015年に既に17万5千人規模と言われていた。今では少なくとも30万人はいるような気もする。

なぜなら中国や北朝鮮は目に見えない世界である、サイバー空間において彼らなりの価値観に基づく実戦を行っているのだ。

勿論、それに対抗して米国や英国などは彼ら以上のことをしているはずである。

しかし、当然のことながら日本だけは憲法上からも、サイバー戦争のカヤの外にいる。但し、被害だけはシッカリ受けるという状況がある。

このように能天気でいられた日本であるが、ロシアのウクライナ侵攻が突如始まり、台湾問題も緊張を増す中、恐らくは同盟国である米国から日本もいつまでも傍観者ではなく、サイバー戦争にまともな対応が出来るよう何とかしてくれと批判が強まっているのであろう。

米国に尻を叩かれて、やっと5年後にサイバー部隊5000人体制の話が出て来たように思えるのだ。

しかし、正直5年後にはせめて最低でも1万人体制は必要だと思えてならない。

<トークンの意味が何だかさっぱり分からないのでDMM Bitcoinの解説を覗いてみた>

トークンという言葉には「商品やサービスとの引換券」や「代用貨幣」という意味があります。暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーンの文脈においてトークンとは、ブロックチェーンを用いて発行された電子的な証票であり、所有者が何らかの権利を持っていることを証明するものです。
ただし、2022年6月時点では、トークンに関して暗号資産・ブロックチェーン業界で世界的に合意形成された定義はありません。

暗号資産(仮想通貨)とトークンとでは、何が違うのでしょうか?
暗号資産には単独の発行者が存在しません。そして、発行上限数量があるものがほとんどです。
一方でトークンは、特定の私企業や開発チームが発行者となる場合が多く、トークンの分配方法や分配の比率などは発行者が決定しています。イメージとしては、企業が発行する株式に近いでしょう。

トークンは独自のブロックチェーンを基盤としておらず、2022年6月現在では、多くのトークンがイーサリアムやポリゴンなど既存ブロックチェーンを利用して発行・開発されています。この中に後述のNFT(ノンファンジブルトークン)などがあります。

また、「ユーティリティトークン」と「セキュリティトークン」の大きな違いは、証券として投資性を持つかどうかです。
投資性のある「セキュリティトークン(証券型トークン)」とは異なり、「ユーティリティトークン」は投資の対象として売買されるものではなく、特定のサービスに対する支払いに使われます。

さらに、「ファンジブルトークン」と「ノンファンジブルトークン(NFT:Non-Fungible Token」という分け方があります。

特にノンファンジブルトークンは、ブロックチェーンゲームのほか、デジタルアートに利用され、2021年には流行語大賞に「NFT」がノミネートされるなど、暗号資産(仮想通貨)業界以外でも注目が高まっています。
「ファンジブルトークン」は「代替可能なトークン」であり取り替えても価値が同じものです。一方で、「ノンファンジブルトークン」は「代替不可能なトークン」で、同じものとして取り替えられないものです。

参照:株式会社DMM Bitcoinのビットコインなど暗号資産(仮想通貨)に関するコラム、トークンとは?暗号資産(仮想通貨)と同じもの?その特徴を紹介

解説を読んでも、何だか分かったようで分からないような気分が漂いつつあり(笑い)

1658夜 『サイバネティクス全史』 トマス・リッド − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)


【受注生産】輸入家具英国 アンティーク HALO ハロ【アンチェア(ベルベットパッチワークボヘム) 530321】[売れ筋] 【送料無料】 おしゃれ 輸入家具 イギリス家具 ヨーロッパ家具 ソファ テーブル アンティーク家具 クラシック家具