なんと今度の災害は、北極や南極の氷が異常に溶け出すという、地球温暖化によると考えらる近年の大問題と同じことだったのかー!
日本の約二倍の国土面積があるパキスタンにおいて、大雨による洪水により何と国土の3分の1が水没。これは、本州と四国を合わせたほどの面積に相当します。
もし、我国で起きればまさに「日本沈没」の緊急事態です!
まさに今パキスタンでは3300万人もの方々が被災し、死者は1200人を超えたとのことです。
6月からの雨量は、例年同時期の5倍以上となっており、NASAの衛星写真を見ると、インダス川下流に幅100キロほどの大きな湖が確認できます。
こんな衝撃的な出来事をニュースで知りました。
そして、この悲惨な大洪水被害が起きた原因は、氷河湖決壊洪水の発生にあるとのこと!
「通常よりも3倍の氷河湖決壊洪水が発生しました。300%まで増加したのです」とパキスタン気候変動相 シェリー・レーマンさんが説明しています。
この氷河湖決壊洪水の別名が山津波!
山の上にあり今までずっと溶けなかった氷河が溶け出し、まるで津波のように流れだしたのです。
パキスタン政府の関係者が、山津波の被害を訴えるため、SNSに幾つもの動画を投稿しています。地元メディアによると山津波は今年に入ってから既に、30件以上発生したとのこと。
原因は「前例のない猛暑」としています!
なお、我々日本人が知っている日本の山津波とは、地震による斜面災害のひとつで、山の斜面が崩壊して河川が堰き止められて湖ができることから発生するものである。
水がたまり続けてある限界を超えると堰が耐えられなくなり、堰き止められた水や土砂が一気に下流を襲う。勿論、地震以外に大雨などでも引き起こされます。(高知大学内の研究グループである、岡村土研さんのサイトにある解説を参考にさせて頂きました!)
ナルホド、山津波というメカニズムそのものは今回のパキスタンも日本で起きたものと変わりはないのだが、パキスタンの山津波は猛暑により氷河が溶けて起きたという、原因そのものが根本的に違うのである。
既に日本政府や日本のNPOなども救済支援は始めているが、さらに一層の支援が必要なことは容易に予想される。
我々日本国民一人一人も可能な限り支援をすべき時である。
なお、国民の代表である岸田総理には、より一層リーダーシップを発揮し、この度のパキスタン洪水災害支援をよりなかみの濃いハートフルな支援にして頂くことを篤く希望します!
今も記憶に鮮明な昨年2021年7月3日熱海の土石流災害ですが、土石流の別名もまた山津波です!
この災害の原因は人災で、地球温暖化ではなく人の仕業でした!
次は関東地方の山津波の歴史です!東洋哲学、漢字学の大先生である白川静さんのお話まで登場です!
歴史的大規模土砂災害地点を歩く – いさぼうネット (isabou.net)https://isabou.net/knowhow/colum-rekishi/colum62.asp