米国の南北戦争(American Civil War)は、1861年から1865年の4年間に行われた米国の内戦である!
日本ではまさに幕末の時代であり、明治維新がすぐ目前の時代のことであった!
一番の驚きは、この南北戦争(American Civil War)における米国人の犠牲者の数は、第一次世界大戦や第二次世界大戦やベトナム戦争をはるかに上回るほど多かったことである!
日本においては歴史上で最大の犠牲者を出したあの太平洋戦争、すなわち第二次世界大戦であるが、米国においては南北戦争よりは犠牲者が少なかった戦争ともいえるのである!
各戦争における米国人犠牲者数を示すとこうなる!
1:南北戦争では、約75万人!(当時米国の総人口は約3140万人)
2:第一次世界大戦では、 約12万人!(当時米国の総人口は約1億330万人)
3:第二次世界大戦では、約42万人!(当時米国の総人口は約1億3340万人)
4:ベトナム戦争:では、約6万人!(当時米国の総人口は約1億9430万人)
そうなのである南北戦争は、米国人にとって米国の歴史上最も血なまぐさく恐ろしい戦争だったのだ!
南北戦争の激しさと犠牲者数は、他の米国が行った戦争と比較しても際立っていたのだ!
さらに南北戦争のついての、米国内での受け止め方を振り返ってみる!
北部(Union)、米国北部の人々は、南北戦争を奴隷制度の廃止と国家の統一を目指す正義の戦いと見なした。多くの北部市民は、戦争を支持し、志願兵として参加したのだ。
南部(Confederacy)、米国南部の人々は、南北戦争を自分たちの権利と州の権限を守るための戦いと考えた。南部の市民は、自分たちの生活と経済が脅かされると感じ、戦争に対して強い支持を示したのであった。
つまり、南北のどちらにもそれぞれの正義があった!
北部の正義と南部の正義の戦いが、南北戦争であったのだ!
現在のトランプの共和党の正義とハリスの民主党の正義の戦いと、どこが似ていてどこが違うのであろうか?
二日ほど後には米国大統領選挙が行われる直前である、今では総人口が約3億3500万人となった米国の人々には、是非160年前の南北戦争(American Civil War)をしっかりと振り返りながら一票を投じて貰いたい!
ついでに南北戦争について当時の世界はどのように受け止めたのかも振り返ってみる!
多くの欧州諸国は、南北戦争を米国の内戦と見なし、中立を保つことが多かった。しかし、戦争の進行と結果は、欧州の政治家や市民にも多くの影響を与えた。例えば、英国は北部を支持し、南部との貿易を制限したのだ。
ラテンアメリカ諸国は、南北戦争を自由と独立の象徴として見なした。多くのラテンアメリカの指導者は、米国の統一と奴隷制度の廃止を支持したのである。
また、米国の南北戦争を歴史的観点から振り返ってみる!
南北戦争は、米国の歴史において奴隷制度廃止と国家の統一を達成する重要な一歩となった。
南北戦争の結果、米国は再び統一され、奴隷制度は廃止された。この出来事は、米国の社会、経済、政治に大きな変革をもたらし、その後の歴史に大きな影響を与えたのである。
ノーベル賞in Economicsで思い出した、米国もかつては植民地だったんだ!
米国フェイクニュースの源流「イエロージャーナリズム(Yellow Journalism)」!