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ノーベル賞in Economicsで思い出した、米国もかつては植民地だったんだ!

今年2024年のノーベル経済学賞に、米国のマサチューセッツ工科大学のダロン・アセモグル教授など3人の研究者が選ばれた。
授賞理由は「国家の社会制度がどのように形成され、国家の繁栄に影響を与えるかの研究を明らかにした」ことである!

かつての植民地諸国において、導入されたさまざまな政治・経済制度を検証し、国家間の繁栄に大きな差があることに関して、社会制度の根強い違いが1つの重要な原因になることを明らかにしたと評価したのである。

その根拠として、昔は双方ともに植民地であった米国とメキシコの国境沿いにある2つの町を例に、なぜ気候が同じで人口規模も似ているのに、米国側の町は豊かで、メキシコ側の町は今も貧しいのかという疑問に両国の社会制度の違いがあるとの回答を導き出している!

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そうなんだ!

今は世界一である米国も、1776年の独立までは英国の植民地の一つだったんだ!

米国が他の植民地諸国と異なるのは、米国はそもそもスタートそのものが植民地だったことである。

米国は、先住民から土地を奪った欧州の移民たちから始まった。米国はその始まりが、そもそも植民地なのであった。

これは先住民側からすると、侵略と略奪である!

反対に欧州の移民たちからすると、入植なのである!

2024年の今もパレスチナにおいて、イスラエルが実行しているのとまったく同じ入植なのである!

話を米国に戻すと、植民地時代の米国の社会制度は、勿論まだまだ不十分な面は多々あった。

しかし、植民地時代に既に米国では大学も設立されていたのだ!
米国で一番古いハーバード大学(1636年)、二番目に古いイェール大学(1701年)、三番目に古いペンシルベニア大学(1740年)、四番目に古いプリンストン大学(1746年)、そして五番目に古いコロンビア大学(1754年)などである。

そんな植民地であった米国が、宗主国であった英国の搾取を断ち切るために独立を果たした!

ただし、同じ植民地であったとはいえ米国における宗主国英国の振る舞いは、アジアやアフリカの植民地とは格段に異なる人間的な振る舞いが行われたはずである!

一方、欧米の宗主国がアジアやアフリカで行った植民地政策は、明らかに植民地からの収奪に尽きるのである!

欧米宗主国のアジアやアフリカの植民地政策では、すべて母国の繁栄のために、経済の繁栄と文化の浸透を求めながら進められた。植民地の資源を掘り出し、人種差別と階級制度を維持させ、教育の名の下に欧米への同化を促進し、政治と軍事による支配を行ったのである!

よく知られた話として植民地政策における理論の総本山として、英国のオックスフォード大学の学者たちは、植民地支配の正当化に関する理論を盛んに提唱した。
特に重要だったのは、文明の進歩と発展を植民地支配の目的とする考えである。彼らは、西洋文明が「進歩した」文明であり、その文化や制度を植民地に広めることで、植民地住民の生活を向上させると主張したのだ!
また、人種的優位性の概念も重要な要素であった。彼らは、白人が「優れた人種」であり、その知識や技術を植民地住民に伝える義務があると考えた!
これらの理論が、欧米人による植民地支配の正当化として広く受け入れられ、英国の植民地政策を支えるために大いに利用されたのである!

アセモグルの弟子が解説、24年ノーベル経済学賞 世界の所得格差と社会制度の関係を示した3氏が受賞 | 経済学者が読み解く現代社会のリアル | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

アメリカ合衆国の独立 – Wikipedia

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作成者: 鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!


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