2023年の年の瀬も迫って来た。春3月にはWBCでの優勝があり、5月にはコロナがインフルエンザ並みに移行、今年はホンに良き年かと思っていたら、秋にはハマスのテロ攻撃が引き金となり、ガザへの痛ましいイスラエルの空爆が今も続いており、パレスチナ市民の犠牲者は2万人に近づいている。2011年の東日本大震災の犠牲者の人数に迫っているのである!
さらに、ロシアのウクライナ侵攻は日露戦争の1年半を超えて、まだ今も真っ最中である。さらなる年末のオマケが、自民党政治家の裏金問題と来た。ホンマに秋以降は、誠にホトホト嫌気が差す年となった!
そんな気分の年の瀬なので、せめて何かオモロイ言葉でも思い浮かべてみようと考えた。それが、「京の着倒れ!」「大阪の食い倒れ!」であった!
「京の着倒れ!」「大阪の食い倒れ!」というよく耳にする有名な言葉は、それぞれの地域の特徴をオモシロオカシク強調して表現したものである。京都の人は、衣装に大金をはたいて惜しまない着物道楽の気風があり、大阪の人は、美味しいものに大金を投じて少しも惜しまない気風があるとされているのである。
これらの言葉は、地域の文化や風習を表し、その土地に住む人々の生活様式や価値観を大いに反映しているのだ。
このような類の言葉は、もっと他にも「あるある」なので、AIに尋ねてみたところ、こんな回答を得た。
「神戸の履き倒れ」という言葉もある、神戸の人は、靴に大金をはたいて惜しまない気風があるとされているのだと。
我が故郷である大和の国には、「奈良の寝倒れ」という言葉があるそうだ。この言葉は、奈良県民の生活様式を表したものであるという。一般的には、奈良県民は、他の地域に比べて、睡眠を優先する傾向があるとされているらしい。しかし、この言葉の起源については、諸説あり。一説には、奈良県内に多くの寺社があるため、夜が早く静かになることから、寝ることが多いという説がある。また、奈良県民は、他の地域に比べて、健康志向が強く、健康のために睡眠を優先する傾向があるという説もある。しかし、どちらの説も正確な情報ではないため、詳細については不明である。
しかし、AIではなく人の昔話によると、「奈良の寝倒れ」の起源には、昔から神聖視されていた奈良公園の鹿が関係するという。江戸時代、道ばたなどの鹿の死骸を住民らが処理することは許されず、興福寺に依頼する必要があった。費用はその敷地の住民が持つ。自宅前などで死骸を見つけた住民は隣の家の前に移動させ、一番寝坊した人が割を食う。寝ていると費用がかさむことを「寝倒れ」と言ったという言い伝えだ。これならナルホドと分かるような気がして来る!
「江戸の飲み倒れ」という言葉は、江戸時代には、江戸には居酒屋が多く、飲み物を楽しむ文化が根付いていた。江戸の人々は、飲み物に大金を投じて少しも惜しまない気風があったとされている。そのため、「飲み倒れの街」とも呼ばれていたそうだ。
しかし、現代の東京の「飲み倒れ」事情はどうかと見てみるとと、2016年当時の「経済センサス」によると、東京には約2万軒(19,497軒)の「酒場・ビヤホール」があったとされている。その年の東京都区部の人口は1000万人弱(9,375,279人)だから、居酒屋は481人に1軒で、江戸時代とほとんど変わらなかったとのことだ!
また、「美濃の貯め倒れ」という言葉は、美濃の人は堅実な人が多く、お金や財産を貯めている人が多い。そういう人を周囲の国の人が見て「貯めることが目的になっている」とやっかみ半分で揶揄された言葉だったようだ。
なお、江戸時代の徳川御三家は、「紀州の着倒れ、水戸の飲み倒れ、尾張の食い倒れ」と呼ばれたそうである。
みなさんのお国はさて何倒れ?でしょうか!
「大阪食い倒れ」「京都着倒れ」「江戸履き倒れ」など「なんとか倒れ」をまとめてみました。|風に立つライオンさん (note.com)
奈良は「寝倒れ」、商売より睡眠?(とことんサーチ) – 日本経済新聞 (nikkei.com)
【2023最新】難波の食べ歩きおすすめ16選!インスタ映えスイーツやグルメをマップで紹介! – Mola (mo-la.jp)