アフターコロナの時代に入りつつある今も、ロシアによるウクライナ侵攻は続いている。こんな状況の中だからこそ、一人の日本人として、これからの日本がこうであって欲しいなぁと思う願いを三つばかり考えてみた!
まず第一は、平和である!
「江戸時代」に実現させた250年以上の平和の記録を、是非更新して貰いたい。
第二は、明るいオープンな社会である!
国民が、ホドホドに豊かな経済力を持ち、高齢になっても健康な生活が送れる「予防医学」がシッカリと確立され、ほど良く配慮されたダイバーシティの下、各人各様の好きな生き方を選択できる社会がよい!
第三は、災害に対する減災力の強い国になること!
「4枚のプレート」の上にある我国は、地震から逃れること自体が必然的に不可能である。
必ず起きる地震災害を、どれだけ小さな被害に出来得るかが大事なのである。これは台風や水害についてもまったく同じことが言える。
以上、三つの願いを実現するには、何をなすべきかを考えると、日本人自身の「たゆまぬ努力」に加えて、他国の人々とどのように付き合い互いに「ウインウインの関係」を築くかにつきる!
そこで、これからの日本外交に必要な外交の具体的な条件とは何か?を考えてみた。
1:世界の平和に貢献する。
2:自由な民主主義を守る。
3:我国が他国からさらに信頼される国になる。
4:他国のことをよく理解する日本人をもっと増やす。
5:他国の日本ファンをもっと増やす。
以上五つの条件を成し遂げる為には、どんな「外交努力」が必要なのであろうか?
ざっくりと思うことは、こんな具合である。(個人的なイメージの現在点数は100点満点中の点数)
1:日米関係のさらに進化し、成熟した親密なる大人の関係。(現在85点)
2:G7における互いの事情を踏まえた、さらに進化し成熟した各国別スタイルの大人の関係。(現在75点)
3:日韓台三国の歴史における植民地問題をも踏まえた、さらに成熟した大人の関係。(現在60点)
4:中国との一衣帯水の歴史的な繋がりを踏まえた、平和を守り合う適切な大人の関係。(現在55点)
5:アセアン諸国とのよりスマートに協調した、さらに進化した大人の関係。(現在60点)
6:インド・インドネシア・フィリピン三国との互いの立場をクールに踏まえた、さらに進化した大人の関係。(現在60点)
7:日系人の多いブラジルを核とした南米諸国との、地球の裏側繋がりの深くてユニークな大人の関係。(現在55点)
8:ウクライナ侵攻停止後のロシアとの、東アジア全体を俯瞰した大人の関係。(現在50点)
9:アフリカ諸国との、旧宗主国ではない立場を大いに活用した新たな大人の関係。(現在40点)
10:北朝鮮の立場も一部考慮しつつ、平和を維持する適切なる大人の関係。(現在30点)
以上であるが、特に今すぐアクセルを踏むべきは、3の日韓台の三国関係、5のアセアン諸国との関係と6のインド・インドネシア・フィリピンとの三国関係である!
今の60点から、早急にG7並みの75点レベルを目指して貰いたい!
コラム:日本が優先すべき5つの外交課題=ブレマー氏 | ロイター (reuters.com) 2014年5月