NATO(北大西洋条約機構)の目的は、以下の通り条約の前文に明記されている。
1. 国連憲章の目的及び諸原則に従うこと
2. 自由主義体制を擁護すること
3. 北大西洋地域の安定と福祉(well-being)を助長すること
4. 集団的防衛並びに平和及び安定の維持のために努力を維持すること!
この通り、NATOはもともと共産主義陣営との分断をうたうものである。
しかし、アジア版NATOにおいては異なる発想を用いなければならない!
決してアジアの分断をうたってはならないのだ。それでは役に立たない。アジアの統合が可能な枠組みをうたうべきなのである!
NATOの猿まねは、より複雑で多様なアジアでは通用しない!
結論を言うと、アジア版NATOの目的は以下であるべきだ。
1. 国連憲章の目的及び諸原則に従うこと
2. 民主主義体制を擁護すること
3. アジアの安定と福祉(well-being)を助長すること
4. 平和及び安定の維持のために努力を維持すること
である!
今の現状からアジアが自由主義体制のもとに一つにまとまることは、到底不可能である。しかし、民主主義体制ということであれば話は別である。少なくとも国連に加盟している国であれば、あからさまに民主主義を否定出来る国はないはずである!
故に、アジア版NATOの目的の2番目は民主主義体制を擁護することとすればよい。
4番目においては、集団的防衛に関しては横に置いておく。今のアジアにおいて各国の軍事力うんぬんの話は別の場所で堂々粛々と行うべきである。アジア版NATOにおいては、平和及び安定の維持のために努力を維持することを最低限の目標とすればよい。
肝心なことは、時間の前後があっても必ず中国やロシアもアジア版NATOの枠組みに取り込む必要があるのだ!
NATOとは発想が異なるアジア版NATOにおいては、アジアの分断ではなく統合を目指す必要がある。平和を追求するという、共通の目的でアジアの枠組みを統合するのだ!
まさしく今の日本が実践すべきことであろう!
日本国憲法の前文を世界に向かって掲げ、アジアでまさに実践すべき時代が来たのだ!
アセアン諸国などは、大国に脅かされることもある二国間協議よりも、安心して率直な意見が言える適切な場を求めているはずである!
また、今や世界一の人口を有するインドも大いに活躍してくれる可能性もある!
北大西洋条約機構(NATO)|外務省 (mofa.go.jp)
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