台湾で政務委員(デジタル担当)も務めたオードリー・タンさんが、日本について実に興味深いお話をしてくれている!
彼はこんな風に述べているのだ。
イマーシブテクノロジー(没入型技術)で、「難民として台湾にやってきた外国人」として働きました。
映画というのは観客として誰かの人生を「眺める」ことですが、イマーシブテクノロジーでは、バーチャルな空間で他人の人生を「生きる」ことができます。外国人労働者を眺めるのではなく、体験できるということです。
テクノロジーの力でさまざまな体験をする。そこから共感が育まれれば、お互いの弱さを認めて、助けあえる世界になっていくでしょう。
日本生まれのドラえもんは、のび太を助ける存在です。未来ののび太の孫の孫、セワシに頼まれて、小学生ののび太を社会になじませ、成長させるために、現在にやってきました。
どのエピソードも、未来の道具を使いますが、最終的には「こんなはずじゃなかった! 元に戻してよドラえもん!」とのび太が叫ぶユーモラスなオチがついています。
おそらくそれは、万能な「ドラえもんの世界」にのび太を連れていくのではなく、「今いるのび太の世界」に、のび太がうまくなじめるようにするのが、ドラえもんの役割だからでしょう。
こう考えると、ドラえもんこそ、支援のAIのモデルかもしれません。社会になじみ、うまくやっていけるように助けてくれる。そればかりか、のび太がのび太らしく成長できるように、手伝ってくれる。
どんなに優れたテクノロジーでも、社会になじむものでなければ機能しません。その意味でドラえもんの「かわいさ」はとても大切なものです。
自然を尊重し、親しみのあるロボットを考えられるのが、日本の特徴です。人間だけでなく、「人間を中心とした文化」を支援する、そんな支援のAIに近い国が日本ではないでしょうか。
実に分かり易く、腑に落ちるお話ではないか!
さらにオードリー・タンさんは言う!
支援は、障がいがある人や、マイノリティだけに必要なものではありませんし、そもそも私たちは誰もがマイノリティです。みんなかたちが違うだけで、それぞれに弱さを抱えた人間であり、その弱さを共有することが大切です。
そこで鍵を握るのが共感ですが、デジタルテクノロジーによって、以前よりもより深いレベルで他者に共感できるようになったのではないでしょうか。
との言うである!
是非とも、ウクライナやガザの悲惨な状況をイマーシブテクノロジー(没入型技術)で体験できるアプリを開発し、直ぐにでもプーチンさんやネタニヤフさんの首根っこを摑まえて、それを体験させたくなる話ではないか!
コレでも、まだオマンらは分からんのかと!
IQ180の天才が絶賛した「日本だけが持つ特別な文化」とは…「ドラえもん」から学ぶ未来のAIに必要な役割(現代ビジネス) – Yahoo!ニュース
イマーシブ・テクノロジー(没入型技術)の未来を開くエッジコンピューティング:Gartner Insights Pickup(53) – @IT (itmedia.co.jp)
プーチンとネタニヤフとがデュエットで「Imagine」唄いて平和は来ぬか!