2023年3月、日本学士院が授与する第113回日本学士院賞および【恩賜賞】をデンソーウェーブ主席技師の原昌宏さんが受賞された!
受賞の理由は、「QRコードの原理的発明とその後の発展のためのさまざまな技術的発明と開発を長年にわたり行い、世界的普及のための標準化にも貢献」したことである。
【恩賜賞】は学術研究が対象で、ノーベル賞を受賞した山中伸弥さんなど、日本を代表する研究者がこれまで受賞してきた。企業の実用的研究で受賞するのは極めて珍しいことである!
原昌宏さんが仰るには、「はじめは冗談か?と思ったが、特許が学術論文と同じように評価されたと聞き、ホントに嬉しかった!」とのことである。
なお、第113回授賞式は先月6月12日天皇皇后両陛下ご臨席のもと挙行された。
QRコードの開発は、1994年「バーコードの読み取りが面倒だ!」という製造現場の声をきっかけにスタートした。
英数文字などが【20文字】程度しか記録できないバーコードでは、扱える情報量が極めて少なく、汚れにも弱いことなどに製造現場では困っていたのだ!
それが、QRコードならば、英数文字などが【7000文字】ほどの大量の情報が扱えるようになったのである!
現在QRコードは、ビジネス、暮らし、医療など、ホントに幅広いシーンで利用されている。
世界各地で広がっているキャッシュレス決済のキーテクノロジーでもあるのだ!
スマホをかざすだけで知りたい情報やクーポンを受け取ることができて、航空券を買うために並ばなくてもよく、現金がなくてもキャッシュレス決済で買い物ができる。
QRコードの普及によりさまざまなことが“あたり前”にできる時代になった!
QRコードは、役立つことを楽しく楽にしてくれるたのである!
なお、『多くの情報を読み取ることができ、読み取りやすく、世界中の人に自由に使ってもらいたい。』という願いから、開発したQRコードは、最初から特許を無償で解放したのだ!
そうなのである、これだけ世界に普及してもQRコードの特許料収入はゼロなのだ!
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