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日本の海に適した洋上風力発電「ファウト」ガンバレ!

御存知のように、我が日本は四面海なる海国である!

そして海は、遠浅ではなく直ぐにグッと深くなる!

さらには、最近では益々被害が増大する「台風銀座」の国である!

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そんな日本特有の海の条件を踏まえて、日本の海に適した洋上風力発電にガンバル企業を見つけた!

それが、浮体式洋上風車(垂直軸型)の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジーだ!

と一人で喜んでいたら、今朝の日経の一面の「第4の革命」に、風力の本命「浮体式」とあり!

洋上風力で出遅れていた米国がホンキで「浮体式」で、巻き返しを狙い始めたというのだ!

その視線の先にあるのは、アジアの浮体式の導入量が2040年には、原発30基分の3000キロワットに上り、欧州を超える見通しがある!

そこで急ぎ、今現在の世界の風力発電の現状を俯瞰してみる!

現状では、世界の風力発電をリードしているのは中国となっている。もともと風力発電は、米国、ドイツ、デンマーク、スペインが2000年頃からリードしてきた歴史がある。特に、ドイツ、デンマーク、スペインは、自然エネルギーについては環境対策の一環として注力しており、急激に風力発電が増えたのだ。

洋上風力の場合には、ユーロの国々に9割以上設置されている。中でも英国が特にリードしており、世界の4割以上を英国のみで占めている。また、洋上風力の場合は、英国とデンマーク、ドイツをトータルした世界シェアは約80%となる。

一方、別の風力発電が普及しているアメリカ、スペイン、インド、フランス、カナダなどでは全く洋上風力は普及していない。

そうなのである!

日本と同じ四面海なる英国が、洋上発電に今一番力を入れているのである!

閑話休題、話をアルバトロス・テクノロジーに戻すと、同社の説明にはこうあった。

「日本国政府が目標として掲げる2050年カーボンニュートラルの実現には、洋上風力発電の主力電源化が不可欠です!」

「しかし、重心が高い従来型(水平軸型)の浮体式風車は、超大型台風の中で安全を確保するために巨大で高コストの浮体を必要とします。また、150mの高さに達するタワーの上に風車本体を搭載するため、保守費用、設置作業船と港内インフラ整備も高額になり、更なる大型化も容易ではありません。」

「そこで当社では、低コスト化が期待できる次世代の風車として、浮体式の垂直軸型風車に分類される浮遊軸型風車(Floating Axis Wind Turbine: 以下、FAWT、ファウト)を開発しています。FAWTは低コスト化に特に必要とされる発電量の増加、システム設備費と保守・運転維持費の低減により、浮体式のゲームチェンジャーとなります!」

さらに同社はこう述べる!

「コア技術や機器を海外に依存する従来型風車に対し、FAWTは技術だけでなくブレードや発電機などの主要部品を国内調達します。これにより、国内への経済波及効果とグリーン投資の国内環流を見込みます。さらに、ほぼ100%のリユース・リサイクル設計により、ライフサイクルにおける炭素排出量を大幅削減します。」

「このコンセプトに賛同した5社との共同研究では、それぞれが保有する知見を活かして開発を加速させます。FAWTは「次世代のための」技術であり、少しでも早い社会実装、洋上風力発電の主電源化、ひいてはカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。」

5社とは、Jパワー、東電HD、中部電力に川崎汽船を加えた4社とアルバトロス・テクノロジーの5社である!

「本実証研究では、低コスト化及び国産化率向上が期待できる次世代の風車として、浮遊軸型風車の小型実験機(20kW級)を5社共同で製作します。浮遊軸型風車は、Jパワー、大阪大学大学院工学研究科、当社が共同で初期検討を進め、今回新たな枠組みで次のステップとなる本実証研究にのりだすものです。本実証研究では、浮遊軸型風車の小型実験機を国内実海域に設置し、解析・設計手法の妥当性を確認のうえ、更なる大型機(MW級)の海上実証プロジェクトに繋げます。

Jパワー、東電HD、中部電力の3社は、浮体式洋上風力発電における有望技術の開発を行い、再生可能エネルギーの導入を拡大し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する。

川崎汽船は、浮体式洋上風車には船舶安全法が適用される為、当社知見を提供することで新型浮体式洋上風車の実用化に協力し、当研究で得た知見を今後の洋上風力支援船事業に活かすことで社会の脱炭素化に貢献する。

そしてアルバトロス・テクノロジーは、革新的な浮体式洋上風車を実用化し、広く国内外へ普及させる。

浮遊軸型風車(Floating Axis Wind Turbine:FAWT)の特徴
<低コスト化>
1:傾斜しても発電性能が低下しにくい特性から、最大出力時に20度傾く事を許容するため、浮体を小型化でき、設備費用を大幅に低減します。
2:風車部分は、カーボン複合材(CFRP)の連続引抜き成形(※1)により低コストで製造します。
3:発電機などの主要機器が、海面近くに設置される垂直軸型風車の特性を生かして、保守・運転維持費も大幅に低減します。

<国産化率向上>
1:風車ブレードは、同一断面形状で長さ方向に分割製造が可能なため、大規模な製造工場が不要です。また、自動化した連続製造プロセス、輸送容易な分割ブレードは、国内製造に適しています。
2:風車部分に使用するカーボン複合材の原材料である炭素繊維のシェアは、日系企業が8割ほどを占めています。

<浮遊軸型風車(FAWT、ファウト)の図解>

がんばれファウト、アウトになるな!

戸田建設も「浮体式風車」を海中の巨大な漁礁に育て、ガンバッているぞ!

勿論、他にも20社ほどが頑張っている!

ガンバレ 日本!

浮体式洋上風車開発のアルバトロス・テクノロジー、Jパワー/東電HD/中部電力/川崎汽船との共同研究契約を締結|株式会社アルバトロス・テクノロジーのプレスリリース (prtimes.jp)

Albatross Technology Inc. アルバトロス・テクノロジー (albatross-technology.com)

世界一・日本一の風力発電所とは? 海外の風力発電をみてみよう! (tainavi-pp.com)

日本初の浮体式”洋上風力発電“稼働、戸田建設が描く50年10億kW導入の将来像|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 (newswitch.jp)

「資源は足元に!」 世界最先端の技術「浮体式洋上風力」 見えた日本の再エネ可能性 (tv-asahi.co.jp)

浮体式洋上風力発電の会社 (22社登録) | NIKKEI COMPASS – 日本経済新聞

作成者: 鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!


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