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人生は旅!

講談の宮本武蔵には2タイプがあった!

誰もがよく知る宮本武蔵とは、マンガ「バガボンド」にも描かれた宮本武蔵である!
この「バガボンド」の原作は、大正から昭和にかけての国民的人気作家である吉川英治の小説「宮本武蔵」である。
この宮本武蔵が、まず一つのタイプなのだ!

この宮本武蔵は講談においては、宝井派がずっと語り続けてきた「天正宮本武蔵伝」をベースにしている!

もう一つのタイプとは、今人気の講談師神田伯山が高座で語る神田派の「寛永宮本武蔵伝」なのだ!

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この2つのタイプの宮本武蔵伝における違いのポイントは、巌流島の対決で有名な佐々木小次郎の年齢の違いにある。
実は、佐々木小次郎の年齢については二つの言い伝えが残っており、一つには二十歳前後の若者、もう一つには七十代の老人であるのだ。

我々が映画やテレビでよく見て知る宮本武蔵が巌流島で対決するのは、若き青年の佐々木小次郎である。

そう、これは宝井派の「天正宮本武蔵伝」なのだ!

一方、神田伯山が高座で語る「寛永宮本武蔵伝」では、佐々木小次郎はは七十代のおじいちゃんなのである。

神田伯山の高座解説によると、「寛永宮本武蔵伝」はコミカルを基調としているとのことであった。

この神田伯山の「寛永宮本武蔵伝」全17席をyoutubeで鑑賞してみた、連続4日講演にちなみ4日に分けて鑑賞したのだ。

この「寛永宮本武蔵伝」も、期待通りのオモシロさであった!

特に老人ホームで大人気という、剣豪伊藤一刀斎が登場する第十三話「桃井源太左衛門(もものいげんたざえもん)」は誠にコミカルかつカッコいい老人の講談語りであった!

是非皆さんも御自身で「神田伯山TV」にて「寛永宮本武蔵伝」全17席をご鑑賞願いたい!

恐らくすべてがオモシロイ!

0443夜 『五輪書』 宮本武蔵 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

作成者: 鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!


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