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発祥の地インドで廃れた仏教を復興する元日本人!

インド仏教復興運動の指導者として著名なインド共和国元少数者委員会仏教徒代表、1988年からは全インド仏教大会の大導師でもあられる佐々井秀嶺上人、御年88歳のお話である。

1966年からインドに住まわれ、今年で在印57年をお迎えになられる。1988年にはインド国籍も取得された元日本人のお方である。

実は20年ばかり前にどこかのテレビ番組で、佐々井秀嶺上人のインドでの御活躍を拝見し大いに感動したものである。それがつい先日にも、再びテレビの番組で佐々井秀嶺上人の大活躍を紹介しているのを拝見、なんとお元気なることかの驚きと懐かしさもあり、またまた大感激した次第である。

しかし、我が日本の外務省や文部科学省は、どうして今少しこのような方に注目しないのかがサッパリ分からない!その気になれば、いくらでも我国の外交や教育にその御縁を取り込んで生かすことが出来るはずである!

また一つ、我が日本の不思議を発見した気分になる!

佐々井秀嶺 – Wikipedia

インド仏教の復活は、独立後インド初の法務大臣で「インド憲法の父」とも呼ばれる、アンべードカル博士により始まった!

アンべードカル博士はカースト制度の最下層(ダリット)の家庭に生まれ、インドで3000年程続くヒンズー教による身分差別の因習を打破するための活動に尽力された。さら特筆すべきは、1956年12月にお亡くなりになる2か月前、インドのほぼ中央にあるナーグプルにて約50万人の人々と共に、ヒンズー教から仏教に集団改宗をされ、仏教復興運動を始められたのである!

そのナーグプルの集団改宗の場所は「ディークシャーブーミ」と呼ばれ、今も多くの巡礼者が訪れる。特に、毎年10月を目途に行われる大改宗式には、3日間で100万人にも及ぶ民衆が訪れるそうである。

ビームラーオ・アンベードカル – Wikipedia

佐々井秀嶺上人は、アンべードカル博士の没後10年目にその意志を引き継がれたことになる。

そしてインドの仏教徒は、この70年弱の間になんと約50万人から300倍にも増加、約1億5000万人となった!

いまでは我が日本の全人口を軽々と超える信者数である!

1954年 10 月の全インド放送において、アンベードカル博士は「自分の社会哲学は自由、平等、友愛であるが、これはフランス革命から学んだものではなく、わが師ブッダから学んだものである」と述べられた。現在の1億5000万人の仏教徒とは、まさにこのブッダの自由、平等、友愛の教えによるものであると言える!

インド仏教復興運動と日本人僧侶の知られざる関係 | 選報日本 (sejp.net)

追伸:興味と時間の許す方は是非下記の御一読を!

仏教史においては、孫悟空で有名な「西遊記」のモデルである「大唐西域記」を著した玄奘三蔵も630年頃に学んだナーランダー僧院が1193年に破壊されたその10年後、1203年に東インドの密教仏教の根本道場であったヴィクラマシーラ僧院が、またもやイスラム教徒の軍隊によって破壊され、多くの僧尼が殺害されたことをもって、インド仏教の終焉とみるのが大体一応の“常識”ということになってはいますが!

0820夜 『インド仏教はなぜ亡んだか』 保坂俊司 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

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「倜儻不羈(てきとうふき)」という言葉!

「倜儻不羈(てきとうふき)」という言葉は、長編時代小説『竜馬がゆく』の縁から、名誉高知県民でもあった司馬遼太郎が、揮毫を頼まれた際に好んで使った言葉である。

お気に入りの言葉であるが、恥ずかしながら最初は「不」だけは分かるが、他の三文字の意味が分からず。「何じゃこりゃ?」の状態であった。

同志社大学の創始者である新島襄は、遺言の一節に「倜儻不羈」を用いており、「同志社ニ於てハ倜儻不羈なる書生ヲ圧束せす務めて其の本性ニ従ひ之ヲ順導す可きし以て天下の人物ヲ養成す可き事」とある。

1990年に同志社大学から「新島襄永眠百周年行事」の講演を依頼された際、司馬遼太郎は「倜儻不羈」の意味を次のように解説したそうである。

『「倜儻」というのは、自分の考えをしっかり持つこと、人がああいうからといってそこへ行かないこと、自分の考えを明晰に持つという意味です。

「不羈」というのは、馬の手綱がつかない人、放れ駒のような人のことをいいます。

人に御せられない人、そして明快な、いつも明晰な考えを持っている人、それが 「倜儻不羈」であります。』

90Kouenkai.pdf (doshisha.ac.jp)新島 襄先生永眠百周年記念講演会私の考える日本文化」司馬 遼太郎

さらには、司馬遼太郎作品『この国のかたち(一) 』の中の「17土佐の場合」では、次のように述べている。

「倜儻不羈(てきとうふき)」という漢語は、まことに異様な字面が四個もならんでいてなじみにくい。しかし江戸期の知識人のあいだでは、ごくふつうのことばだった。ある種の独創家、独志の人、あるいは独立性のつよい奇骨といった人格をさす。
 倜は “すぐれていて、拘束されないさま” で、儻は “志が大きくてぬきんでている” こと、羈は “馬を制御するたづな” 、不羈は “拘束されない” ということ。漢語としては紀元前から存在した。
(もっとも、漢字にはときに同語反対義(アンビバレンス)があって、倜はスグレルという意味と、正反対のオロカという意味とがある。倜儻不羈の場合、世渡りからみればおろかともいえる)。

早稲田大学をおこした大隈重信が、自分の出身藩である肥前佐賀藩(薩長土肥の肥)のガリ勉主義の藩風を『大隈候(伯)昔日譚』のなかでののしっている。

「一藩の人物を悉く同一の模型に入れ、為めに倜儻不羈の気象を亡失せしめたり」

大隈がそのようになげいたように、肥は、全藩の師弟を組織して一種類の学制の中につめこみ、定期的に試験を施して、落第すれば先祖代々の家禄まで削るという、恐怖をもって一藩をかりたてた。しかも思想は朱子学というドグマで統一されていた。

このおかげで多くの秀才を出すことになったが、倜儻不羈の気象を亡失させた、と大隈はなげくのである。かれが後年、早稲田の地に一私学をおこした動機は、この批判のなかにもある。

この点、土(土佐)は倜儻不羈の一手販売のような土地だった。

元来、土佐人には風土的精神として拘束を好まないところがあった(むろん、すべての土佐人がそうであったというのではない)。

確か二十年ばかり前、エッセイ集「司馬遼太郎の考えたこと」に、司馬遼太郎が京都のお茶屋のおかみから揮毫を頼まれた折の話の中で、初めて「倜儻不羈」という言葉に出会いひとめぼれをした。それ以来毎年使う日記手帳の最初のページには必ず自ら「揮毫」する言葉となっている。(笑)

0914夜 『この国のかたち』 司馬遼太郎 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

21世紀に生きる君たちへ(司馬遼太郎)!

日本を今一度、洗濯せねばならぬ時かも!

四枚のプレートの上で踊る我が日本!

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中華人民共和国の老人方は台湾を統一すれば幸せになれるのか?

1年前にロシアのウクライナ侵攻という、予期せぬ悪夢が現実となり、世界の民主主義国家は慌てふためくことになった。   

そして、今も戦争は続き毎日多くの人が亡くなっている。
その結果、西欧諸国の多くがウクライナ支援を大幅に強化すると同時に、対ロシアへの防衛力を急ぎ強化している。

我が日本は、そのロシアの隣国であり、さらに中国の隣国、北朝鮮の隣国という、専制主義国家に三方を囲まれた、世界でも稀な地政学上の地図の上にある島国である。
そんな地政学的条件を踏まえ、今まで防衛費はGDPの1%に拘り「軽武装」を支持して来た日本国民も、自国の防衛状態の現実に甚だ不安を覚え始め、あっさりと2%は必要かもという流れに今はなっている。 

つまり、プーチン大統領の暴挙により、欧州だけでなく極東の我が日本までもが、振り子が大きく右に振れ始めたということである。

しかし、決して忘れてはならない声がある!         

あるアフリカの国連代表のこのコメントである!

「戦争が起きるのはいつも欧州だ。我々アフリカの国々を地図上で好き勝手に分け合い、蹂躙した欧州の国々がいつも戦争を始めるのだ。第一次世界大戦も、第二次世界大戦もまったく同じであった。もうこれ以上我々アフリカを戦争に巻き込むのは止めにして貰いたい。」という極めて率直に真実を突いた当を得た意見である!

今振り子が右に振れ始めている国々の国民は、そんな渦中にあっても決して忘れてはいけない声なのである。まともな人間としてのバランス感覚とは何なのかは、どのような場面においても忘れてはいけないという警告である!

そんなことを考えていたら、「辛亥革命の聖地、武漢で始まった『白髪革命』デモ」というブログ記事が目に飛び込んで来たのである。
中国政府の新しい社会保険制度に対し、納得のいかない武漢の退職労働者が数十万人もの規模でデモを行ったとあった。

保険制度改革に激怒する中国の老人たち、「政府を倒せ」とシュプレヒコール 革命の聖地、武漢で始まった「白髪革命」デモ(3/6) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)

さもありなんである!

今後10年から20年で、間違いなく中国は我が日本の現状である「高齢化先進大国」へと変貌せざるを得ないのである!

それも日本の10倍以上の規模でである!

そんな岐路にある今、中国共産党の悲願である「台湾統一」は、高齢化する中国においてどんな現実的な効果があり、高齢者にどんな幸福をもたらすのかに思いを巡らせると、どう考えても中国の高齢者にとって精神面においては多少の満足感を高めることが出来たとしても、毎日生活する上で実利的に高齢者が得るものは何もないに等しいと思われるのである。

いや、それ以上に「台湾統一」に対して掛けるコスト自体が高過ぎて、世の中の常識を踏まえると高齢者にとっては実利的にはマイナスの負担でしかないと思えるのである。
きっと今当事者である、中華人民共和国の老人方はさらにそのことをもっと真剣に考えておられるはずである。

願わくば世界平和にグット繋がる回答を求め続けて頂きたい!

さすれば我が日本の老人も防衛費に沢山お金を取られずに済む!
いや、日本と中国の老人だけではない、世界中の老人がその恩恵に預かることになるのである!

きっと構成年齢の若いアフリカ諸国は、「西欧がまた懲りずに始めた戦争に巻き込まれずに済んだのは、まさに中国の老人方のお陰だ!」と喜んでくれるに違いないと思うのである!

中国における高齢化の状況と就業問題/第14回北東アジアフォーラム報告書 高齢化社会と雇用問題:現状と政策課題 (jil.go.jp)

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国税庁いざサイバー空間へ出陣?

全くの作り話である!
昨晩に見た夢で、妄想なのである!
まさか信じる人はいないと思うが、最初に架空の話であることをハッキリとお断りしておく!

202X年の秋、時の国税庁長官の御用田大保は、サイバー空間における脱税のあまりの多さにもうこれ以上は放置出来ないとの強い思いから、サイバー国税査察Gメン1万人の投入を決断したのだ!
従来、我国のサイバー対策では、まず最初の立ち上げでは千人程度でお茶を濁すのがやっとのことであったが、今回はスタート当初からの1万人体制である。
いかに御用田長官の思いが今回ホンキなのかが、よく分かる尋常ならざる新体制でなのである。
しかも、1万人のサイバー国税査察Gメンの陣頭指揮を御用田長官から直々に託されたのが、知る人ぞ知る国税庁のホープ長谷川平操、令和の国税査察の「鬼平」なのである。

どれほど御用田長官の思いが強いかが、誰にもハッキリと分かるスペシャル人事なのだ!

2023年にも「闇バイト問題」で騒がれたサイバー空間であるが、結局事件の解決はうやむやなカタチとなり、「ルフィのボスたち」の真相究明には至らずの結果であった。
それもそのはずである、「闇バイト問題」にはロシアや中国や北朝鮮の国家ガラミの巨大なサイバー専門部隊が複雑にグチャグチャに入り混じって関与していたのである。
日本の犯罪集団が、日本国内の稚拙なサイバー関係者と手を組んでいては埒が明かないと判断し、国外の洗練されたサイバー部隊を求めて手を組み悪事を働く効率の良さに目をつけたのである。それに加えて、お互いの口の堅さを高く評価しグルになって数多のタッグを組んだのである。
この実態を脱税という切り口から、たまたま気付いた御用田長官が、綿密な裏付け調査を何度も何度も繰り返し、満を持して決断したのが今回のサイバー国税査察Gメン1万人の投入であったのだ!

特筆すべきことは、このサイバー国税査察Gメン1万人が成果を挙げれば、国民の間でずっと燻ぶり続けて来た「安倍元首相暗殺事件の真相」も明らかとなる可能性があると巷で囁かれていることである。

さて、これで事態はメデタシめでたしとなるのかどうか?

御用田長官が直々に指名した、令和の国税査察の「鬼平」、国税庁のホープ長谷川平操のあだ名の由来である、池波正太郎作品「鬼平犯科帳」シリーズから、火付盗賊改方(火盗)の長官、長谷川平蔵即ち「元祖鬼平」の名セリフを味わいながら事態を想像してみよう。

「金と申すものは、おもしろいものよ。つぎからつぎへ、さまざまな人びとの手にわたりながら、善悪二様のはたらきをする」
(鬼平犯科帳第15巻『特別長編 雲竜剣』)

「人というものは、はじめから悪の道を知っているわけではない。何かの拍子で、小さな悪事を起こしてしまい、それを世間の目にふれさせぬため、また、つぎの悪事をする。そして、これを隠そうとして、さらに大きな悪の道へ踏み込んで行くものなのだ」
(鬼平犯科帳第13巻『殺しの波紋』)

「人のうわさというものの半分は嘘だ」
(鬼平犯科帳第9巻『狐雨』)

「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事をおこないつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らず識らず善事をたのしむ。これが人間だわさ」
(鬼平犯科帳第2巻『谷中・いろは茶屋』)

「人のこころの奥底には、おのれでさえわからぬ魔物が棲(す)んでいるものだ」
(鬼平犯科帳第10巻『むかしなじみ』)

如何でしょうか?

どうかこの事態の結末は、各位御自身の妄想で是非楽しんで頂きたい!

あなたの思い一つで、結末は自由に決めることが出来る!

2022年9月号【No.121】(2022年9月15日発行) (kokusen.go.jp)特集 仮想空間ビジネスをめぐる諸問題

「鬼平犯科帳」ついに終幕。時を超え愛される名言20選「人間とは、妙な生きものよ…」 | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)

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民主主義国家と専制主義国家のリーダーの人口意識の違いとは!

民主主義国家と専制主義国家のリーダーの意識の違いを考察した際、この21世紀の現代において一番異なる意識が国家の人口に対する意識であろう。
専制主義国家においては、プーチン大統領が戦死した方々の遺族にニュースで伝えている通り、「お国の為の戦死は名誉なことである。人はみんないつか死ぬのです。」という意識である。

これは恐らく、10億人の人口の国であれば1000万人、1億人の人口の国であれば100万人、1%くらいの国民が、お国の為の戦争で死ぬのは致し方のないことだという、専制主義国家のリーダーの正直な人口に対する意識であろう。

1945年8月15日の敗戦まで、我が日本も結果的にはまさしくこの専制主義国家への道を辿った歴史を有している。

グループ・シンク(集団浅慮)とは?具体例や原因と対策を紹介 | THANKS GIFT エンゲージメントクラウド (thanks-gift.net)

一方、民主主義国家のリーダーは、仮にホントの意識はプーチン大統領の意識に近いものであっても、そんな意識を国民に悟られるようなことがあっては大変なことになってしまう。恐らく、「オマエが最前線に行って命を懸けて戦ってこい!」と国民から言われ、直ぐに政権から引きずり降ろされることであろう。口が裂けてもプーチン大統領のような発言は出来ないのが、今の民主主義国家のリーダーである。

1964年から1975年まで約10年間続いた、米国唯一の敗戦と呼ばれるベトナム戦争における米軍兵士の戦死者数は、10年間で約5万8千人であったのだ。

つい先日のニュースで、約1年が過ぎようとするウクライナ侵攻において、ロシア兵の死者は13万人を超えたとの見方もあった。ロシアの人口が約1億4600万人なので、その1%ならば146万人である。プーチン大統領からすると、13万人の戦死ならば146万人まで後133万人の余裕があるという意識であろう!

しかし、この21世紀において何がこれほどまでに、異なる政治体制におけるリーダーの人口に対する意識を左右しているのであろうか?
思うにやはり、難しい厳しい環境の中にあっても国民一人一人の思いが、自らの国家に対して何を求めるのかということにつきるのかも知れない。
その国のリーダーがそのように振舞えるのは、それが国民から許されているとリーダーが信じているからであろう。
それが単なるリーダーの妄想に過ぎなかった場合は、リーダーは国民から引きずり降ろされることになるのだ。
これらからウクライナ侵攻がさらに半年、1年と続けば、ロシア兵の戦死者は20万人、30万人とドンドン増えていくことであろう。ロシア国民がどこまでそれを許すのかは、やはりロシア国民自身しか分からないことである。

個人的には、ロシア国民の過半数の声が「プーチン大統領、アンタが最前線で命を懸けて戦ってこい!お国の為や!」と一日でも早く聴こえるようになることを願うばかりである!

民主主義が独裁政治へ転落する道とは 2400年前に指摘されていたシナリオ:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

ひきよせて寄り添ふごとく刺ししかば!

ヒロシマ&ナガサキ=The Principal Ground Zero!

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米国社会の二極化の中に聴こえる通奏低音( basso continuo)とは?

米国社会の二極化を考えるその前に、米国の人口推移を日本及び中国との3ヵ国間で比較して眺めてみる。

世界経済における第1位、第2位、第3位の上位3か国における人口推移の比較である!

日本の人口をベースに、日米中の対比で比べてみる。
第二次大戦の5年後、1950年の人口は日本が8400万人、米国は1億5700万人と約2倍、中国は5億5200万人と約7倍、「1対2対7」であった。

1975年では、日本が1億1500万人、米国は2億2000万人とこの時も約2倍と変わらず、日米は共に順調に人口が増加の流れにある。中国は著しい人口増加で9億2400万人となり約8倍、「1対2対8」であった。

そして、2000年には、日本が1億2600万人、米国は2億8200万人となり2倍強となる、一方中国は12億6700万人と約10倍、「1対2対10」となる。

しかし、2010年には日本が1億2700万人の微増に対し、米国は3億900万人と2.5倍弱へと増加していく、中国は13億4000万人と11倍弱、「1対2.5対11」。

2020年には日本は1億2500万人、米国は3億3100万人となり、日本は10年前より減少するが、米国はしっかりと増加して3倍弱となる、中国は14億1200万人と11倍強となり、「1対3対11」。

2000年以降日本の人口増加は停滞基調から減少へと向かうが、米国の人口増加は堅調に推移している。人口政策により中国の人口増加スピードが緩やかに制限される。一方、米国の人口増加スピードは着実に加速していたのである。

ちなみに、2000年以降のこの日本の人口減少への流れが、日本を今の「高齢化最先進大国」、つまり「日本人約3人のうち1人は65歳以上の老人」への流れを決定づけたのである!

他方、米国はそんな風には陥っていないのである!

そのような人口全体の流れの中で、米国内の人種構成比を覗いてみると、2000年には白人69.1%、ヒスパニック系12.5%、アフリカ系12.0%、アジア系6.4%であった。

2010年では白人63.7%、ヒスパニック系16.3%、アフリカ系12.2%、アジア系7.8%、である。

それが2020年では、白人57.8%、ヒスパニック系18.7%、アフリカ系12.1%、アジア系11.4%となり、米国建国以来の白人の比率が半分の50%にさらにダンダンと近づきつつあるのだ。

恐らく2030年には、白人の比率が半分の50%を割る可能性は極めて高いと思える!

さらに2040年をイメージすると、白人の比率はもはや40%をも下回るのかも知れない!

そうなると人口的な見方からは、もはや米国は建国以来初めて白人たちの国では無くなるのだ!

白人の米国ではなく、多様な人種の米国になるのだ!

まさにこの米国内の「人種構造の大転換」に対する見通しを思う時、現在まだ多数派である白人たちの胸中には、「ノスタルジアや落胆や怒りや苛立ちや不安や恐れや諦め」などの思いが複雑に混じり合い様々な音色となって、心の中で奏でられていることであろう。

この白人たちが奏でる、現在の「心の中の音色の重なり合い」こそが、現代米国社会における「通奏低音の主旋律」だと思えるのである。

そして同時に、その白人の主旋律に反応してヒスパニック系、アフリカ系、アジア系の中に、それぞれの「心の中の音色の重なり合い」である「3つの副旋律」が生じ、これが「白人の主旋律」と重なり合う。この「主旋律と3つの副旋律を重ねた音色」こそが、今現在の米国社会の二極化の中に聴こえる『通奏低音』であると思うのだ!

経済的な勝ち組であろうが負け組であろうかを問わず、米国ではみんなが、この主旋律と3つの副旋律から成る『通奏低音』を常に聴きながら、あれやこれやと各人各様の判断をモノやコトに対して下している時代なのだ。

現在まだ人種的多数派である白人たち、つまり米国の半数以上の人々が、自信家であれそうではない人もみんなが思考や行動に、この聴こえて来る『通奏低音』の影響を大なり小なりに受けざるを得ない時代なのだ。

その結果を象徴するものとして、今の米国議会における民主党と共和党の双方が拮抗する、埒が明かない政治状況が存在するのであろう。

そうであるならば、この状況は軽く10年以上は続くであろう。問題の解決は、20年程後に実際に米国が「人種構成の上で白人の国ではなくなる時代」、即ち次の世代に任せるしかない可能性が極めて高いと思えて来る。

しかし、そんな状況をもっと早く米国の人々が打開したいのならば、個人的にはある一つのアイデアが浮かび上がる!

それは、「文化の力」である!

具体的には、米国の人々がみんなで米国の歴史を本気になって振り返ることを選択することである。ただし、歴史と言うのは「わずか250年程の米国建国以来の歴史」のことではなく、「遥か2000年前や3000年前からのスパンで見る米国の歴史」のことである。

白人の植民地となる以前から、今の米国という大地は間違いなくずっと存在しており、人々が平和に暮らして来たのだ!

「わずか250年程の米国建国以来の歴史」は明らかに、侵略者としての白人サイドから見た歴史とも言えるものである。

米国の歴史の概要|About THE USA|アメリカンセンターJAPAN (americancenterjapan.com)

他方、「遥か2000年前や3000年前からのスパンで見る米国の歴史」は、ネイティブアメリカンを始めとした、いまだ明らかにされていない大いなる多様性を秘めた豊かな歴史であることは間違いない。

是非、白人もヒスパニック系、アフリカ系、アジア系もみんなで一緒に、本来の米国の歴史である「遥か2000年前や3000年前からのスパンで見る米国の歴史」をジックリと顧みるべきである。そして、その本来の歴史こそを今を生きる米国の人々全員の共有財産となすべきなのだ。その中にはもちろん近現代史としての「わずか250年程の米国建国以来の歴史」も含まれているのは当然のことである。

きっと現在の米国に生きる人々にとって、今の時代だからこそ初めて見えて来る、米国という国の歴史の新たな実像が垣間見えて来るのではなかろうか!

そして、その垣間見えた新たな実像は、軽々と人種のカベを乗り越え、米国の人々に「新たな意味を持つ結びつき」をもたらす可能性があるのではなかろうか!

例えば、21世紀の今の時代になぜ米国だけが、いまだに各家庭においてこれほど数多のライフルや拳銃を保有しなければならないのか?そんな大きな謎の理由もシッカリと分かるであろう!

余談ではあるが、日本においては米国建国のおよそ200年前、1588年の豊臣秀吉の「刀狩り」に始まり、続く「約250年間戦争のない平和を維持した徳川幕府の時代」を通しても、ずっと刀や銃器への厳しい国家統制は継続され続けた!

それが、今の21世紀の時代にも継続しているのである!

負けるな米国、太閤秀吉に!とつい言いたくなってしまう!

しかし、米国の「文化の力」を信じている!

それは恐らくこの日本が、2000年程前から1000年程前にかけて、現実に体験して実現させたであろう「文化の力」と多分同じだという思いからである!

米国の歴史の概要 – 初期の米国|About THE USA|アメリカンセンターJAPAN (americancenterjapan.com)

参照1:1 高齢化の現状と将来像|令和4年版高齢社会白書(全体版) – 内閣府 (cao.go.jp)

参照2:米国有権者の人種別構成、ヒスパニック系の増加が顕著(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ (jetro.go.jp)

参照3:米国勢調査の最新結果から人口動態変化を読み解く | 地域・分析レポート – 海外ビジネス情報 – ジェトロ (jetro.go.jp)

参照4:countryreport_comparison_basicdate_JUE.pdf (meti.go.jp)

参照5:人口の推移(1980~2022年)(アメリカ, 日本) – 世界経済のネタ帳 (ecodb.net)

参照6:RIETI – 少子高齢化が加速する中国-日本との比較を中心に-

フロンティア・スピリット(frontier spirit)!

麻薬鎮痛剤「オピオイド」と合成麻薬「フェンタニル」、米国の闇!

「万引き家族」が移住したくなるカリフォルニア州法「プロップ47」(Prop 47)!

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御健在なり「予測の神様」カウフマン!

新聞を見て驚いた2月14日付の日経朝刊のForesight!
何と御年95歳のエコノミスト、ヘンリー・カウフマンさんが、現役バリバリでのインタビューであった。
誠に恐縮ながら、もう随分と前に引退なさったと勝手に思い込んでいた次第である。
とんでんもない勘違いであった!
添えられた写真のお顔は、まさしく眼光鋭く世の中を深く見通すパワーで漲っているではないか!
あらためてお詫び申し上げ、最敬礼!である。

思い起こせば、1970年代の米国は欧州諸国と同様、インフレと景気停滞(スタグネーション)の同時存在であるスタグフレーションの後遺症に悩んでいた。
そんな状況の最中、1979年8月にFRB議長へ就任したポール・ボルカーは、翌年からすぐに高金利政策を導入し、迷う事無くインフレ退治を断行したのだ。
1980年代前半の米国における、あのボルカー議長の高金利政策が始まったのである。

足元の現在、米国10年国債の利回りは3.70%前後である。しかし、1980年代の米国10年国債の利回りは、何と軽々と10%を超え12~14%前後であったのだ。最も高かったのは恐らく1981年9月につけた15.84%であろう。

多くのお金持ちの方々にとっては、ワザワザ株式などでリスクを取らなくても、元本保証の米国国債を買えばまさに楽勝の時代があったのである!

そんな高金利政策のために世界のマネーは米国へドンドンと流入、当然ドル高が続くことになり、米国の貿易赤字は膨らんだ。また、同時に米国では財政赤字も累積したことから、二つ合わせて「双子の赤字」と呼ばれたのだ。
そのまさに渦中において、当時50代半ばのエコノミストであったカウフマンさんが、1982年から始まった「金利低下への大転換」を同年8月のメモで言い当てたのである。そのことにより彼は、「予測の神様」と呼ばれるようになった。

そして、2023年2月このたびの記事における「予測の神様」カウフマンの御宣託の骨子は、こんな3点であった。

1:FRBは失業率が現在の3.5%前後から4~4.5%程度に上昇するまで利上げを続けるであろう!

2:景気は減速しているものの、景気後退に陥ることはないだろう!

3:今年は1982年8月のような、市場の大転換はないだろう!

「予測の神様」の御宣託をまたまた信じたくなる!

いや、是非そうであることを願いたい!

ヘンリー・カウフマン|プロフィール|HMV&BOOKS online

パウエル議長のインフレ対策を批判-1970年代を知るカウフマン氏 – Bloomberg

1962年以降のアメリカ10年国債利回りの推移 | フジトミ証券株式会社 (fujitomi.co.jp)

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四枚のプレートの上で踊る我が日本!

ニュースでは先日2月6日に発生したトルコ南部の地震により、亡くなられた方が二万三千人を超えたとあった。

心よりお悔み申し上げる。そして日本政府が、どこの国よりも手厚い支援を実施すべきだと強く思う。

東日本大震災や阪神大震災の折、多くの国々が日本を支援してくれたありがたさを、我々日本人はいつまでもずっと心に留めて置かなければならない。日本とは、そんな国なのである!

あらためて、それはなぜなのか?は、現代地球学の科学的知見からも、ハッキリとそのことが明らかににされている!

我々の住んでいるこの地球の地面の下には、下記のごとく14枚程の大きな「親プレート」(厚さ100㎞程の岩盤)があるそうだ。

1:ユーラシアプレート(Eurasian Plate)東シベリア、インド亜大陸、アラビア半島の3地域を除く、ユーラシア大陸の地殻。大陸プレートとしては最大のものである。

2:北アメリカプレート(North American Plate)アイスランド西部、グリーンランド、北アメリカ大陸および東シベリアから東日本にかけての地殻。

3:南アメリカプレート(South American Plate)南アメリカ大陸とその東側にある大西洋の一部の地殻。

4:太平洋プレート(Pacific Plate)太平洋の海底の地殻。全プレートの中で最大の海洋プレート。

5:ココスプレート(Cocos Plate)太平洋東部、中米の沖。

6:ナスカプレート(Nazca Plate)太平洋東部の南半球部分。

7:カリブプレート(Caribbean Plate)カリブ海および中央アメリカの一部。

8:アフリカプレート(African Plate)アフリカ大陸全体とその周辺海域。

9:南極プレート (Antarctic Plate)地球の南側の面の大部分を広く覆っている。

10:アラビアプレート(Arabian Plate)アラビア半島とその周辺、アフリカプレートから分裂した。

11:インド・オーストラリアプレート(Indian-Australian Plate) – 1つのプレートであるが、インドプレート (Indian Plate) とオーストラリアプレート (Australian Plate) の2つに分けて考えることもある。インド亜大陸、オーストラリア大陸、インド洋東部、太平洋南西部および周辺諸島の地殻。

12:フィリピン海プレート(Philippine Sea Plate)東は小笠原海溝やマリアナ海溝、北から西にかけては南海トラフ・琉球海溝・ルソン海溝・フィリピン海溝などに囲まれた海洋プレートである。

13:スコシアプレート(Scotia Plate) – 簡略図では南アメリカプレートの一部とすることもある。南極プレートに隣接。

14:ファンデフカプレート(Juan de Fuca Plate) – 簡略図では北アメリカプレートの一部とすることもある。

以上が、大きな「親プレート」であるが、さらにそれらにくっつく小さな子供のような「子プレート」が40枚程度存在するという。

今まさに支援が必要なトルコ南部の地震は、アジアと欧州の境にあるトルコのほとんどは「子プレート:アナトリアプレート」の上にあるが、南部の端っこは「10:アラビアプレート」と衝突しており、2枚のプレートの境界地点に位置することから生じたと考えらる。さらに、その周辺は「1:ユーラシアプレート」と「8:アフリカプレート」との間にまるでサンドイッチのように挟み込まれた場所でもある。

一方、我が日本の位置するところとは、何とそのトルコの2枚の倍にあたる4枚ものプレートの真上なのだ!

日本列島そのものは、「1:ユーラシアプレート」と「2:北アメリカプレート」の2枚のプレート上に乗った状態であるが、その下には「4:太平洋プレート」と「12:フィリピン海プレート」の2枚がガッツリともぐり込んでいる。つまりは、4枚のプレートの真上にあると言えるのである。

日本とはこれら実に4枚ものプレートの真上にある、世界で唯一の国なのだ!

通常では有り得ないような場所に、この日本は存在している!

プレートの中でも特に、ブラタモリのタモリさんがとても大好きだといつも仰る場所、それぞれのプレートの「キワ」「境目」「境界」「端っこ」の上にあるのである。

まさにこれら4枚のプレートの上で踊る我が日本は、「踊り子」ジャパンと言えるかもしれない!

日本の下にある4枚のプレートは、それぞれが互いに影響を与え合いながら複雑に動いている。
「4:太平洋プレート」は「2:北アメリカプレート」の下にジンワリながらガンガンと沈み込んでおり。「12:フィリピン海プレート」は、「1:ユーラシアプレート」の下に少しずつジワジワと沈み込んでいるのである。

そんなプレートの境界や陸地の岩盤には、巨大な力が加わり、その力がエネルギー(ひずみ)となってドンドンと溜まっていく。

言い換えると、我々の日本列島は、地球を覆っている十数枚のプレートのうち4枚のプレートのちょうど衝突する部分にあって、世界的にも活発な「サブダクションゾーン(沈み込み帯)」のまさに最前線に位置しているのである。

日本列島は「1:ユーラシアプレート」と「2:北米プレート」の2つの大陸地殻が衝突する上にまたがっており、さらに「4:太平洋プレート」あるいは「12:フィリピン海プレート」の沈み込みによって2つの方向から常に強く圧縮されているのだ。

ごくごく最近に注目され始めた「房総沖」と「伊豆半島付近」の2ヶ所の「トリプルジャンクション」(3つのプレートが1カ所で接する)という存在は、これら4つのプレートがぶつかり、せめぎ合う場所として世界に類例がなく、日本列島がどれだけ複雑な応力場(地層にどのような力が加わっているかを示すもの)に支配をされているかを端的に示すものである。

マグニチュード7以上の地震は世界中でこの90年間に900回ほど起きているが、そのうちの10%もの地震が日本で起きているのだ!

マグニチュード8クラスの巨大地震も日本海溝や 南海トラフといった「サブダクションゾーン(沈み込み帯)」に集中し、ここでのプレートの衝突がいかに激しいかがわかる。

さらに「4:太平洋プレート」の日本列島の下への活発な沈み込みは、日本列島を世界でも有数な火山列島にしているのである。

このような日本近海のプレート運動は、日本列島の島弧に強い歪みを与え世界でも有数の地震多発帯、火山活動多発帯といった自然災害の場を形成し、また地殻の上昇も加わって、非常に脆弱な地盤をもつこの日本列島を作り上げているのである。

脆弱な日本列島 (zenchiren.or.jp)

面積38万平方kmの国土を持つ日本。しかし、その三分の二が山地などであり、1億2000万人の人々が安心して住める場所はわずかしかない。

そのわずかな平野に、人口が集中している日本であるが、実はその平野すら安定した地質ではないのだ。

日本と欧米の地質を比較してみると、日本の複雑さや、不安定さがあらためて浮き彫りとなる。
日本列島の地質は、赤色系統の花崗岩をはじめ、火山岩類および堆積岩類がモザイク模様をなしてグチャグチャと複雑に分布し、多くの断層や活火山が存在する。

これに対して欧米の地質は、各地質の1ユニットが広く分布し、断層が少なく地質構造が単調で、スッキリと安定した大陸地塊を形成している。
同じ高密度な経済活動の中心地域でありながら、西ヨーロッパ・北アメリカ東部の地形・地質はドッシリと安定しているが、日本はとてもフワフワと不安定であるという大きな相違点が存在するのである。

我々日本人は、「地震大国」日本とはこのような地質の上にあることを、あらためてシッカリと自覚し災害に備えた暮らしを日々続けていくしかないのである。

しかし、同時に日本がこのようなリスクの存在する世にも稀なる場所であるからこそ、世界中で日本人だけがずっと御先祖様から我々に至るまで、他の国には決してない豊かで美しい大自然の「多様性の恵み」を受け取って来た「大いなる恩恵」のことも決していつも忘れてはならないのである。

参照1:一般社団法人全国地質調査業協会連合会 地質関連情報web 日本の地質について

参照2:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』プレート、プレートテクトニクス

s102 : 防災情報のページ – 内閣府 (bousai.go.jp)

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日本全国どこでもルフィ!

大人気マンガ「ONE PIECE」の主人公ルフィのことではない!

今ニュースで話題の闇バイトの指示役ルフィのことだ!
まるで警察をアザ笑うように、関八州をメインとして、日本全国あちこちどこにでもルフィの影が出没する、一連の凶悪な強盗事件の指示役のことである。

この日本全国どこでもルフィ!について、真面目に妄想をたくましくしてみた!

気分だけはまるで明智小五郎か、コナン君である!

新聞報道によると、ルフィとはこの一連の広域強盗事件における中間管理職の立ち位置にあるそうだ!
普通の会社で言えば、課長さんや部長さんといったような立場であろう。
さすれば、ルフィとは恐らく相当な人数がいるはずである。
今はフィリピンの刑務所にいる4人ばかりが報道されてはいるが、きっと他にもまだまだルフィ役はたくさんいそうだ!

だとすると、この一連の犯罪の首謀者、つまりルフィの上司であるボスたち経営陣は、一体どこで優雅に暮らしているのであろうか?
襲われたお気の毒な方々の正確な個人情報を持っていたのは、まさにこの左ウチワでのうのうと暮らしている首謀者の経営陣たちのヤツラだ!

この闇バイトを使い強盗をさせる悪のビジネス分担比率は、首謀者たち経営陣の正確な情報収集力が70%、中間管理職ルフィの采配が25%、闇バイトの実行犯が5%で成り立っているような気がする。

肝心の盗んだ金品の取り分のイメージは、首謀者たちが80%、ルフィが18%、闇バイト実行犯2%とピンハネ構造丸出しの気がしてならない。

ボスの首謀者たちからすると、勿論闇バイトの実行犯はハナから捨て駒であるが、中間管理職のルフィたちもキットまったく同じ捨て駒に過ぎないのであろう。

ホンマ想像するだけでもボスども首謀者たちは憎ったらしくなるヤカラである!

しかし、なぜそんな個人情報をボスのコイツラが持っているのかを考えてみると、思い当たるのはやはりサイバー攻撃が出来る能力を持つ連中のことである!

恐らくヤツラは、日本全国の自治体のネットワークに静かに侵入し、要らぬ悪さはせず、黙って必要な情報だけをコッソリと盗み続けているのであろう!
悪さをするとすぐ見つかるので、キット要らぬ悪さはワザとしないだけであろう。
この犯罪の首謀者たちは、日本にではなく北京やモスクワや平壌などでノウノウと暮らしている可能性が非常に高いような気がしてならない!

日本のマスコミは現在日本以外のアジアの国々で、これらと同じような手口の事件が起きているのかどうかを、ちゃんと調べているのだろうか?
いや、それは聞く方が野暮か?
そんな気の利いた調査を、地道に報道するマスコミは日本にあるはずがないではないか?
とにかく、日本全国どこであろうとルフィのボスたち経営陣は、各自治体の情報をこっそりと入手しているのは間違いないのではなかろうか。

さもなければ、これだけ個人情報のピンポイントをついた犯罪をキッチリと実行出来る訳がないと思えるのだ。

あー、ドンドンと我が妄想は暴走しているかも知れない!

しかし、サイバー警察局とサイバー特別捜査隊には、そのようにコッソリと隠れて情報を盗み出すコンピューターウイルス等も、シッカリと逮捕出来るITテクノロジーを早急に進化させて貰いたいとただただ願うのである!

勿論、その為には自衛隊のサイバー防衛隊との高度な連携プレーが必要不可欠と思える!

ルフィの背後に「情報屋」が? 広域連続強盗事件“ド素人集団”が大金強奪できたカラクリ – 記事詳細|Infoseekニュース

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人生は旅!

「ほぼ日手帳」売上の快挙に喝采!

先月1月の日経新聞のコラム『経営の視点』に「手書き」手帳、世界で人気に!を読んで嬉しくなった。
それは、こんな記事であった!
ネットサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を手掛ける、ほぼ日の2022年9月から11月の決算において、売上高が前年同期比2割増、営業利益も5割増となった。
その背景は、海外市場の拡大であった。
北中米が7割、欧州が4割増え、海外売上比率は41.4%に達したという。

その同社の売上高の7割を占めたのが、なんと「ほぼ日手帳」の貢献であった。
同社の糸井重里社長のコメントには、「デジタル一辺倒ではなくデジタルとアナログが共存する時代になると以前から言ってきた!」、「デジタル機器は情報を共有するのに便利。しかし、人には共有できない、したくないものがたくさんある!」とあった。

また同氏は、「最初から計算した訳ではなく、お客さんが使い方を工夫し、僕らはそれを後追いして手帳を育ててきた。利用者が自分の使い方を教え合いコミュニティをつくる。海外もまったく同じだ!」ともコメントに添えられていた。

誠に今の日本のすべての企業にとって、やるべきことのヒントが満載しているコメントである!

この社長の糸井重里氏とは、1980年代には当時の西武百貨店の「不思議、大好き。!」(1982年)「おいしい生活!」(1983年) などのキャッチコピーで一世を風靡したコピーライターであった方である。

おまけに、1979年の沢田研二ことジュリーの大ヒット曲「TOKIO」の作詞者でもある。

https://youtu.be/s55iJ0vU7ls

現在はキャッチコピーではなく会社経営の面において、時代の流れをキッチリとキャッチして掴み取る能力を存分に発揮されていることが、これまた楽しくなる!

ここ二十年ばかりの日本は、裏悲しいキャッチコピーである「失われた20年」とよく呼ばれるが、糸井社長ならどんなキャッチコピーになさったであろうかと是非伺いたい気分になって来る。

「デジタルとアナログが共存する時代!」や「人には共有できない、したくないものがたくさんある!」とのコメントにはホンマにすんなりと共感できるのだ!

自分自身も、20年ばかり前に親父を亡くしたことをキッカケにして「ほぼ日手帳」ではないが、とある会社の手帳を毎日毎日しっかりと使い続けている。

そんな思いも重なって、この度の「ほぼ日手帳」の売上の快挙には大いに喝采を送りたくなるのだ。

これからの日本は是非「取り戻した20年」でありたい!

参照: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』糸井重里

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