本日1月29日付の日経の春秋が、こんな嬉しくなるニュースを紹介していた。
若い世代の間で短歌ブームが起きている話だ!
1987年から続く東洋大学の「現代学生百人一首」に、今年度は国内外から約6万6千首の応募があり、詠み人の多くが中学生や高校生であったのだという!
そんな中から、こんな二首が取り上げられていた。
「文化祭 初の対面 ミュージカル 拍手はこんなに 嬉しかったか」
「お父さん 口きかなくて ごめんなさい 思春期とやらが きてしまったの」
実に嬉しい歌だ! ツイツイいいネをしたい衝動に駆られてしまう!
感激してこんなささやきも出て来た!
「短歌詠む 中高生や ゾクゾクと 真っ直ぐ出せば 気持ちスカッと」
「この国の 伝統文化 根は深し 中高生に 短歌流行ると」
「あな嬉し さらに進化で この次は 皆で連歌も 流行るやも」
なお、「現代学生百人一首」選考者の御一人のコメントには、「古典的な和歌の世界では目立とうとせず、誰からも非難されない表現が望まれる。そのためにも推敲を重ねる。古来の作法を心得ているのか、送られてきた作品の中に他者を傷つけるような歌は見当たらない。」とあった。
このコメントを踏まえると、いにしえの和歌の世界からずっと一貫して続いていることは、他者を傷つけることなく自らの思いを歌うということである。
推敲とは、上手いか下手かを考える以上に、自分の歌が他者にどのように伝わるのか?自分はどのように他者に伝えたいのか?を自問自答することだと言えよう。
この6万6千首それぞれの詠み人たちは、きっとそれぞれが自問自答を繰り返したうえ、「よしこの歌で行こう!」と応募したと思えるのだ。
短歌はなぜ現代の人々に愛されているのか?|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)
しかし、若い人たちのこんな短歌ブームは、単に短歌の世界のみならず、日本の社会全体、いやこのグローバルなSNSの世であれば世界全体にもキット「よき光」をもたらすと確信する。これは、なにも短歌に限らず俳句もまったく同じである。
HAIKU~世界一短い詩に込められた日本人の心~|日本語教育基金 NF-JLEP Association
どない考えてもロシアのウクライナ侵攻というアホな戦争を結果的にわざと許している我々一人一人の21世紀の時代に、日本の「歌」である短歌や俳句には、様々なストレスに傷ついた世界中の人々のココロをケアーする天命があると思えるのである!
もっと言うならば、この戦争に関わるすべての人に対しても、「ゲームチェンジ」や「ノーサイド」の光を与えると思うのだ!
あのプーチン大統領でさえ考えを変えるやも知れない!
世界で萌えよ、日本の歌!
短歌よ俳句よ萌えよ萌えよもっと萌えよ!