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腸脳相関(gut-brain interaction)!

昔から「脳腸相関(brain-gut interaction)」とは、よく言われて来た。
「脳」と「腸」の関係が密接に関係しており、「脳」から「腸」へと「腸」から「脳」へと双方向の関係性も含めて指摘されて来た経緯がある。

それが最近の科学的な考えでは、順番は逆になりつつある。
つまり、「腸脳相関(gut-brain interaction)」なのだ!

そう言えば、「腹に落ちる」「腹を決める」「腹を立てる」「腹に据えかねる」「腹が太い」など、我々日本人は昔から「腹」を使った言葉をホンマにたくさん利用して来たのだ。
これを思うと、ご先祖様たちは「腸脳相関(gut-brain interaction)」の本質を、体験的にシッカリと理解していたように思えるのだ。
うちのお婆ちゃんもよく「お腹を大事にな!」とお腹をさすってくれた。
そうだ、あの寅さんもお腹を大事にして、いつも腹巻をしていた!

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腹巻にもご注目!

「脳」は発生学的には「腸から生まれた」と言われる。
「腸」は体の中でもっとも起源が古い器官で、原生生物がはじめに獲得した臓器が「腸」なのである。

あの土の中の「ミミズ」の身体には「脳」も「目」もない、あるのは「腸」だけである!
もっとも、大昔には「ミミズ」にも「脳」や「目」があったが、地中生活に適応するために、「脳」や「目」を捨てて進化したらしいというのだ。

原生生物は、やがて徐々に「腸」周辺に神経細胞をもち、「腸」の動きをコントロールするようになった。
そして、この神経細胞から「脊髄」ができ、さらにそこから「脳」ができたと言われる。
つまり、「脳」は「腸の神経細胞」から「のれん分け」をされたのだ。

だから「腸」が「本家」で「脳」は「分家」である!

我々生物は「脳」を獲得するまでの長い間、ずっと「腸」で生き、「腸」で思考してきたのである!

最近の科学があらためて気付いた、「腸」こそが本家であり、「脳」は分家なのだという考え方を、今や益々大切にすべき人類80億人の時代である。

ご先祖様たちがそのようにと教えて来てくれたように!

参照1:水と健康の情報メディア「脳腸相関とは?脳と腸の関係性について解説」
参照2:漢方のスギヤマ薬局 健康になりたい 「ミミズ」に見る腸の重要性

ほんほん8 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

エムラン・メイヤーの『腸と脳』を読むと、会話は腸内の井戸端会議なんだということが、よくわかる。とのこと(草)

作成者: 鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!


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