マスコミは一体この「異常な重大事件」の真相究明をどう考えているのだろうか?
この事件を発端に火が付いた「旧統一教会問題」は盛んに報道しているが、この事件そのものの真相を追求しようとするマスコミがどこにも見当たらないのだ。
マスコミは我々日本国民をバカにしているのか?それともたんにボケているのか?
このどちらかとしか思えない報道に終始している。
まるで事件の真相は実行犯Aの単独犯行と断定し、その理由は旧統一教会への恨み。
そこに警察当局の警備の不手際が重なりこの事件が起きた。
以上、終わりとでも言えるような報道ぶりである。
しかし、「ギョウザの王将社長暗殺事件」にも見られるように、今頃では暴力団・ヤクザの暗殺事件でさへ、主謀者は実行犯に対して犯行目的や理由などは一切何も伝えることなく、ただシンプルに目的行為の実行だけをやらせるスタイルである。
こんなご時世に、マスコミはせめて「一国の元首相が暗殺されたことの重み」を考慮した報道をなすべきではなかろうか?
ハッキリ言うと、実行犯Aの単独犯行説のみではなく、どこかの大きな組織が仕掛けた組織ぐるみの犯行説も当然検証して報道すべきではないのかということである。
これは流行りの陰謀説で言うのではない、現実に起きた「異常な重大事件」に対する最低限必要な検証の在り方として言っているのである。
例えば、今回の実行犯Aの動機解明のための手掛かりは、まるであらかじめそれらがすべて準備されていたかのようにスイスイと出て来た。
感覚的には、あたかも「1時間モノの刑事ドラマ」を見るがごとくであった。
さらに、ゴルゴ13の読み過ぎやと言われるかも知れないが、安倍元首相が銃撃される直前のニュース動画にはタイミングが良すぎる人物が二人も登場する。
特に直前動画の「台車を押して後ろを横切る男性」などは、まるで実行犯Aの共演者ではないかと見えてしまうのだ。
とにかく、「旧統一教会の問題」が以前から指摘されてきた問題であるのとは異なり、「安倍元首相暗殺事件」こそは今年7月8日に起きた我々国民にとっての「異常な重大事件」なのである。
警察に対しては当たり前であるが、いつも正義の味方を演じるマスコミにも、是非ボケずに他社とは異なる分析の報道を各社各様になすことを期待したい!
そんなマスコミの姿を国民はシッカリと見ている!