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戦争とは究極の人権侵害である!

ハッキリ言って、この一語に尽きる。

戦争とは究極の人権侵害である!

それにも関わらず、世界の人権団体は一体今何をしているのだろうか?
ロシアのウクライナ侵攻は既に始まってから9ヶ月になろうとしている。
世界の人権団体は、ウクライナとロシア両国における究極の人権侵害を、ただただ傍観しているだけで済ますつもりなのか?

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「戦争は人権の軽視だ!」などと、どうして戦争に対しそんな優しいソフトな表現をワザワザ使う必要があるのだろうか?

ハッキリとシンプルに「戦争は究極の人権侵害だ!」とは言いたくない理由がなにかあるのだろうか?

戦争とは選ばれし指導者という立場を利用した、一部のじいさん・おっさんやばあさん・おばはんの「感情と勘定」の双方に基づいた、国のお金をたくさん使う巨大なケンカである!

しかし、それにより実際にケンカをやらされて命を失うのは両国の若者たちである!
同時にケンカのとばっちりで命を失うのが、こどもや普通の市民である!
これを両国の若者たちやこどもへの究極の人権侵害だと、ハッキリと断定しない理由はどこにあるのか?
19世紀か20世紀ならば仕方がないが、今はもう21世紀なのだ!

口先だけで本気でやらないと意味はないのだ!

世界的に有名な人権を守る団体として、アムネスティー・インターナショナル(Amnesty International)、児童擁護基金(Children’s Defense Fund、CDF)、人権活動センター(Human Rights Action Center)、ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)、国境なき人権(Human Rights Without Frontiers、HRWF)などが存在するが、そのどこからも今回のロシアとウクライナの戦争における究極の人権侵害を大声で叫ぶ団体が見当たらないのが実感である。

これはどうしてなのであろうか?
有名な世界の人権団体にとって関心がある人権は、各団体にとってそれぞれに都合のよい人権だけのように思えるのだ!
だから、自分たちに都合のよい人権については張り切って声を大にして反対するが、そうではないケースでは声を潜めてしまう!
これが、大いにご都合主義に思えるのである!
有名な人権団体が守ろうとしている人権は、いわゆる「普遍的な人権」ではなく、特定の立場から見た特定の人たちの為の人権のように思えてしまうのである。

今地球全体を守るためにと、絶滅していく動物たちの種を守ろうという運動もあるが、同じ人間の命にかかわる人権すら守れない人間がホンマにそんなことが出来るのであろうか?
そんな疑問を強く感じる秋の一日である。

戦後65年を迎えて 戦争は最大の人権侵害 (めぐろ区報 平成22年8月25日号に掲載した記事です):目黒区公式ホームページ (city.meguro.tokyo.jp)

0856夜 『東ティモール独立史』 松野明久 − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)

作成者: 鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!


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