後生畏るべし!
まずはアンタの「経営者マインド」を!
ホンマにこの会社を社員と共によくしたいという気持ちがあるのかないのか?
将来この会社をどないしたいのかというビジョンは、ハッキリとちゃんとあるのかないのか?
タイムリーに素早い決断をして、ホンマにキチンとそれを実行しているのかしていないのか?
すぐに何かのせいや、誰々のせいやといつも責任逃れをするのかしないのか?
四六時中、同じような「お友だち」とばかりつるんでいるのかいないのか?
次に、アンタの「算数力」を!
もしアンタの性格がとてもヨクナイ場合でも、小学校で学んだ「算数力」がキチンとホンマに身についているなら、「アンタが会社を潰す可能性はまあ低いかも?」というありがたい見方も期待できる大切な力である。
会社の預金通帳の残高ではなく、キチンと財務諸表に基づいた会社の利益の現状を把握しているのかいないのか?
一年先くらいまでは、シッカリ会社の資金繰りのシュミレーションは出来ているのかいないのか?
同時に、エエ加減なことすると業績の悪化に繋がったり、不正や横領も起きかねない大切な現金の取り扱いについて、キチンと正確に現金管理をしているのかいないのか?
そして、締めはアンタの「学ぶ姿勢」を!
これはもうシンプルに、よく言われる「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の言葉に尽きる。
社員やお客さまや取引先などをすべて含めた現実の中で、どれだけアンタがその現場から学び取っているのかいないのか?
つまりは、アンタが自らを足りないものである、至らないものであることを、謙虚にホンマに自覚しているのかいないのか?
もし、これら三つの視点を、すべて現実にクリアーしている社長の会社であれば、恐らくブラック企業の問題やパワハラ・セクハラなどの諸問題も誠に縁の遠い話であると思える。
まさに、後生畏るべしである!
どうですか社長の皆さん!
もう自分の通信簿を見る覚悟はできましたか!
1560夜 『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』 カレン・フェラン − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)