誠にシンプルで簡単な話である。
イヤナ奴はみんなタイムマシンでぶっ飛ばせばいいのだ!
あなたの頭の中のタイムマシンを操ればいいだけの話である。
スカッとさわやかな気分になる。
おカネもかからず、やることも実に簡単だ!
自分の頭の中で遊ぶだけのことやから、パソコンなんぞも使う必要はまったくない。
タダや、タダで出来るのや!
今高騰して困っている電気代も要らんということ!
お金要らずの自分自身が生み出す、超高性能のバーチャルリアルティである!
そのコツは、どうするのかを説明すればこうである!
目の前のイヤナ奴の顔をチラリと見つめながら、年を取らせたり、若返らせばいいだけのこと!
ただし、あんまり年を取らせすぎると、相手に腹が立つより哀れさを感じ不憫になっていまい爽快感が減るので御用心。
また、あまりに若返らせて赤ちゃんにしてしまうと、腹が立つより可愛さを感じてしまうので、これも御用心である。
タイムマシンをホドホドにうまく調節するのだ! このホドホド加減がホンマに大事なんです!
ちなみに自分自身がよくやる方法を言うと、まず最初は爆速で相手にタップリ年をとらせて、一瞬ながらも相手のヨボヨボでガタガタの姿を確認する。
この一瞬の間に、コイツもここまで哀れになるかという、人間には必然的な老いというものを一度キチンと確認しておくのだ。
しかし、これはあまり長い時間やってはいけない、長引かせるとホンマに相手が哀れになって情が移ってしまう恐れがある。
だから、直ぐに反転し若返えらせるのだ。まずは10歳くらい、次に5歳くらい、そして真のターゲットは3歳くらいである。
これはさらにやり過ぎるとホンマに赤ちゃんになってしまい、誰でもカワイクなるという単純な理由からだ。
10歳くらいと5歳くらいというのは、ホドホドの調節をするためのチューニングという意味合いがある。
そして、これが一番面白いと言えるのが、3歳くらいだ。
何故ならば、三つ子の魂百までと言うように、人間の原形のおよそ八割方はこの頃に大体出来上がるからだ。
そうか、ナルホドこんな頃にはこんな子であったかと分かる!
そして、その子をしっかりと遊んでやるのだ! 遊び方は、すべてあなたに任されている!
ネットで炎上することなく、法律に触れることもないタイムマシンではあるが、上手く操作するには場数を踏む必要がある。
是非、たくさんの場数をケースバイケースで楽しみながら、このタイムマシン操作のコツをゲットして欲しい!
小さなことからコツコツとである!
1061夜 『時間の矢』 リチャード・モリス − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)https://1000ya.isis.ne.jp/1061.html