キーウよりタマムシ色の愛を込めて!
平和ボケの我が日本へ、パンドラの箱の如き贈り物が届けられました!
ウクライナのゼレンスキー大統領が昨日10月7日のビデオ演説で、「日本の北方領土がロシアの占領下に置かれているが、ロシアはこれらの領土に何の権利もない」と強調。「ロシアが占領し続けようとしている土地を全て奪還しなければならない」と述べ、北方領土交渉で日本の立場を支持するよう国際社会に訴えたのである。
その上で、同大統領は同じ趣旨の大統領令に署名し、ウクライナ最高会議で議会も同様の声明を出したことを明らかにした。
今こそ日本のすべての国会議員の一人一人が、与党や野党の立場を超えて、この贈り物に対してどんな対応を取るのか、キッチリとシッカリ見極めたい!
御存知のように、日本の北方領土は当時まだ有効であった「日ソ中立条約」を無視して、1945年8月6日の米国によるヒロシマへの原爆投下を見届けた翌々日、8月8日にソ連のスターリンがポツダム宣言に署名し、ソ連はその翌日8月9日ナガサキへの原爆投下のまさにその日に「対日参戦」した。ソ連は、日本のポツダム宣言受諾後も攻撃を続け、1945年8月28日から9月5日までの間に、北方四島を不法占領した(なお、これら四島の占領の際、日本軍は抵抗せず、占領は完全に無血で行われた)。
なお、我々日本人の多くが認識するポツダム宣言の受諾日は、有名な「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」の玉音放送の前日である1945年8月14日であるが、実は米国を始めとする連合国側に対しては8月10日に、当時の政府は宣言受諾を外交ルートを通じて伝え、ニュースとして世界に発信されていた。
そうなんです。あのスターリンが率いるソ連は、実際に日本軍と戦い始めた日の翌日8月10日には日本のポツダム宣言受諾をよくよく知っていたのです!
そう言えば、このスターリンの行動スタイルは、今のプーチン大統領の行動スタイルにソックリな気がします。
いや、順番からするとプーチン大統領がスターリンの真似をしているように見えるが正しい見立てですね(笑い)
0104夜 『哲学ノート』 レーニン − 松岡正剛の千夜千冊 (isis.ne.jp)https://1000ya.isis.ne.jp/0104.html