我が日本列島の島の数が、倍増することが決まった!
最新技術を使いあらためて島を数え直したところ、従来の倍の島が見つかったのだ!
日本列島のインフレだ!
実に愉快な結果である!
何がそんなに愉快かというと、一つには勿論オーこんなに増えたかというストレートな喜びである!
今一つは、モノの見方を変えると、こんなにも大きな変化が生じて来るのかという感動である!
いつもと何の変わりのない我が日本列島が、見方を少し変えるだけでこれ程の変化を生んだ。
きっと日本は、いや世界はこんな可能性に満ち溢れているはずである!
その事実にあらためて、気づかされた象徴的な一大事である!
先月2月28日の国土地理院の発表によると、これまで我が国の島の数として広く用いられてきた6,852島(海上保安庁、昭和62年公表)が、14,125島となったのである!
2倍を上回る数である!
これは、国土地理院が維持管理する詳細な電子国土基本図を用いて、我が国の島を一定の条件のもとで数え直した結果である。
「島の定義」については、海洋法に関する国際連合条約に基づいているが、「島の計数方法」については国際的な取り決めはない。そのため、島の計数に当たっては、法令等に基づく島のほか、地図に描画された陸地のうち自然に形成されたと判断した周囲の長さが100メートル以上の陸地を対象に数えたとのこと。
また、自然に形成されたか否かは過去の地図をもとに判断したが、小さい陸地については過去の地図では描画されていない場合があり、その判断が困難であることから、電子国土基本図に描画された全ての陸地120,729(令和4年1月時点)のうち、周囲の長さ100メートル以上の陸地のみを判断の対象としている。
000247632.pdf (gsi.go.jp) 島の数の計数法!
都道府県における新しいベスト10はこのようになる。
1位:長崎県 1,479島
2位:北海道 1,473島
3位:鹿児島県1,256島
4位:岩手県 861島
5位:沖縄県 691島
6位:宮城県 666島
7位:和歌山県 655島
8位:東京都 635島
9位:島根県 600島
10位:三重県 540島
000247634.pdf (gsi.go.jp) 都道府県別島の数!
東京都が8位の635島にも驚いたが、大阪湾を有する大阪府が島の数ゼロにも驚いた次第である!
なお、我が国の国土の面積は、電子国土基本図に基づき全ての陸地を計測しており、今回公表する島の数が面積に影響することはない。