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明治時代に西洋言語を日本語に翻訳をした日本人にもっと感謝を!

本日は「建国記念の日」である。
しかし、「建国記念日」ではない!

2月11日の根拠は、日本書紀に記されている神武天皇の即位日(旧暦1月1日)を、明治時代にグレゴリオ暦に換算して推定された日付なのだ。

「建国記念の日」に「の」が入るのは、日本が建国された具体的な日が明確ではないためである。特定の史実や日付を祝うのではなく、「建国をしのび、国を愛する心を養う」ことを目的としているため、「建国記念日」ではなく「建国記念の日」としているのだ!

「建国記念の日」は、元々明治時代に「紀元節」と定められた。しかし、第二次世界大戦の敗戦後にGHQの意向により廃止されたが、国民からの復活を望む声が多く、国会での審議を経て1966年(昭和41年)に「建国記念の日」として改めて制定されたものである。

そんな紀元節を定めた明治時代のことを振り返ってみようではないか!

明治時代、日本は欧米列強に追いつくために、科学、法律、哲学といった膨大な「未知の概念」を輸入した。これらを翻訳できたのは、日本人が「漢字という魔法のレゴブロック」を使いこなし、凄まじい熱量で「造語(和製漢語)」を作り上げたからである!

その驚異のプロセスの秘密を解き明かしてみよう!

まず第一は、 漢字の「造語能力」の爆発である!
英語やドイツ語などの外来語を、単なる「音」のカタカナではなく、意味を持つ「漢字」に変換したことが最大の成功要因なのだ。
漢字は、表意文字である「Politics」という音を聞いても意味は分からない言葉を、「政治」(まつりごとを正す)という漢字を当てはめれば、その言葉の核心が一目で伝わるようにしたのだ。

さらには、 新造語の誕生である。福澤諭吉や西周(にしあまね)といった知識人たちは、中国の古典から言葉を引っ張ってきたり、新しく組み合わせたりして、現代の我々が当たり前に使っている言葉を「発明」したのだ。
Society → 社会(社=集まり、会=出会う)
Philosophy → 哲学(哲=賢い、学=まなび)
Liberty → 自由
Individual → 個人
彼らは単に翻訳したのではなく、西洋の「概念」を日本の「思考」の中に定着させるための「新しい脳のOS」を構築したといえるのだ!

その成果の結果が、驚異の「和製漢語」逆輸入である!
この明治の翻訳作業がどれほど凄まじかったか。実は、現代の中国や韓国で使われている法律や科学用語の多くは、この時日本で作られた「和製漢語」なのである!

まさに、漢字の本家である中国への逆流だったのだ!
漢字の本場である中国の人々も、西洋の概念を翻訳する際に日本人が作った「経済」「人民」「共和国」「電話」といった言葉があまりに完璧だったため、そのまま自国に取り入れたのだ。
実は「中華人民共和国」の「人民」も「共和国」も、日本人が翻訳した言葉なのである!

このような日本の偉大な貢献を、高市総理はもっと声を大にして習近平さんや中国人民のみなさんに伝えるべきなのだ!

なぜ、明治の日本人はこれほどまでに「翻訳」にこだわったのか?
当時、他のアジア諸国の多くは、エリート層だけが宗主国の言語(英語やフランス語)をそのまま使い、一般市民との間に「知の断絶」が起きていた。
明治の日本人は、 知の民主化を目指したのである!
日本が「翻訳」にこだわったのは、専門知識を日本語で学べるようにすることで、国民全員の知的底上げを狙ったからである。
例えば、大学で高度な医学や工学を「日本語で」学べる環境を作ったことが、日本の急速な近代化のエンジンになった。

明治の日本の翻訳者たちは、「血の滲むような」苦悩を繰り返したのだ!
西洋言語の日本語への翻訳は、一筋縄ではいかなかった。
例えば「Love」である。
今でこそ「愛」ですが、明治初期には適当な言葉が無かった。「御大切(おたいせつ)」や「愛(もとは仏教用語で執着の意)」など、当時の文豪たちが「どうすればこの西洋の情熱を伝えられるか」と悶絶した結果、今の形に落ち着いたのである。
夏目漱石が 、I love you を「月が綺麗ですね」と訳したという逸話(諸説あり)は、まさに「異文化の概念を日本の感性にどう着地させるか」という格闘の象徴なのである。

つまりは、明治の翻訳は「第二の漢字伝来」だったのだ!
明治の日本人は、英語やドイツ語をただの「言葉」としてではなく、「新しい世界の見方」として取り込み、それを日本語という器に合うように再構築したのである。

我々が今、こうして日本語で高度な議論ができるのは、同音異義語だらけの不自由な日本語という言語を「漢字」という武器で拡張し続けた、明治の偉人たちの知的冒険のお陰なのである。

中国共産党に留まらず、我々今の日本人こそが明治時代の日本人にもっと感謝をすべきなのだ!

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