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2兆ドルを費やした米国政府公認のビン・ラディン暗殺の価値とは!

アフガン戦争に対して、米国は2兆ドルもの資金をつぎ込んだといわれている!
しかし、結局20年後にはタリバン政権は復活し、米国は敗れて退散した!
2兆ドルを費やした明確な成果は、ビン・ラディンの暗殺だけだったとも言えるかも知れない!

今世界では約8億人もの人々が、イスラエルの虐殺が続くパレスチナのガザも含め慢性的な飢餓に苦しんでいるという!
2兆ドルものカネを活用すれば、飢餓に苦しむ人々8億人への食料供給を大幅に増やして命を繋ぎ、さらには長期的な農業の革新や改善にも資金を提供出来たはずである!

極端に言えば8億人の人々の命を守ることよりも、たった一人の男の命を奪う暗殺に、2兆ドルが使われたとも言えるのだ!

おまけにその暗殺は、実況生中継であった!

ビン・ラディン暗殺の実況中継を見ていたのは、ホワイトハウスのシチュエーション・ルームで撮影された有名な写真に基づいて、オバマ大統領を含む約15名の国家安全保障関係者であった。

この中には、バイデン副大統領、クリントン国務長官、ゲーツ国防長官などが含まれている。彼らは、現場の無人ドローンからの映像を見守りながら、作戦の進行を確認していた。

空軍准将が机に座って、塀で囲まれたビン・ラディンの邸宅への奇襲を監視しているところへ、国家テロ対策センターのセンター長であるマイケル・ライターが入室した。ライターは写真に入っていないが、次いでゲーツ国防長官、クリントン国務長官、バイデン副大統領、その他の人々が入室した。

しばらくしてオバマ大統領が「私はこれを見る必要がある」と言いながら入室し、ウェブの隣に座った。

記者のピーター・ベーゲンによると、彼らは現場の上空に飛ばした無人ドローンからの実況映像を見ていたという。

ビン・ラディンが殺される瞬間を、オバマ大統領は見ていないとレオン・パネッタは述べている。

クリントン国務長官が述べたところでは、「(SEALs が)屋敷に突入した時、私たちは何も見えなかったし何も聞こえませんでした。何のやりとりも報告も入ってこないので、あの時は誰もがひたすら静かに息を詰め、何が起こるかと身構えていましたという話であった。

もし当時の大統領がトランプさんなら、きっとNetflix(ネットフリックス)などから高額な放映料を誇らしげに勝ち取っていたことであろう!

米国史上最長の戦争となったアフガン戦争は、2001年から2021年にかけてアフガニスタンで行われた紛争である。この戦争は、米国同時多発テロ事件を受けて、アルカーイダの指導者ウサマ・ビン・ラディンを匿っていたタリバン政権を崩壊させることを目的に始まった。
アフガン戦争において、米国はピーク時には約13万人もの兵士を派遣したのだ。

アフガン戦争全体での費用は、約2兆ドル(約300兆円)に達したとされている。しかし、最終的に米軍は撤退し、タリバンが復活して政権を掌握する形で紛争は終結したのだ。明らかにベトナム戦争に続く米国の敗北であった!

過去10年間の米国の経常収支赤字は、基本的に6000~9000億ドルの間で推移した。景気変動や為替レートの影響はあるものの、財政赤字のような急激な変動はあまり見られなかった。これは、米国が世界の基軸通貨であるドルを発行していることや、国際的な資本移動の影響が大きく働いているためであろう。

もしアフガン戦争に使った2兆ドルのおカネがあれば、トランプ大統領も貿易赤字のことをあまり声高に問題にせず、今世界を騒がす関税問題も生まれなかったかも知れない!

シチュエーション・ルーム (写真) – Wikipedia

ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害 – Wikipedia

アメリカのアフガニスタン侵攻 – Wikipedia

世界各国に駐留する米国軍19万人の国別の配置状況とは!

タリフマン(Tariff Man)=関税男よりもタリフバン(Tariff Ban)=関税禁止が好き!

鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!