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この5年間の欧州における夏の暑さによる死亡者数の推移!

各種のニュースによると、ここ最近の5年間における欧州での夏の暑さによる死亡者数の推移は以下の通りである。

2020年:約25,000人が熱波によって死亡したと推定されている。
2021年:約30,000人が熱関連の原因で死亡した。
2022年:記録的な暑さにより、約61,672人が死亡した。
2023年: 気候適応策の効果もあり、約47,000人が死亡したとされている。
2024年:まだ正確なデータは出ていないが、暑さによる死亡者数は前年と同程度と予想されている。

まさに日本では考えらえない程たくさんの方々が、欧州では亡くなっておられるのだ!

2022年の6万人以上の死亡や、2023年の夏のシーズンに47,000人が死亡という数は、数字の上では今もイスラエルが続けているガザでの虐殺4万人をも上回る数字である!

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このように、近年の欧州では夏の暑さによる死亡者数が益々増加傾向にある。気候変動の影響が大きく、今後も切実な対策が求められているのである。

さらに最近の気候変動に関するニュースには、いくつか重要なトピックがある!

1. 世界の平均海面水温が史上最高を更新
2024年の夏、世界中の平均海面水温が連日更新され、記録的な暑さが続いている。

2. 欧州人権裁判所の判決
スイスの気候変動対策が不十分だとして市民が国を訴えた裁判で、市民の主張が認めらた。これは、気候変動対策が人権問題として認識される重要な判例となった。

3. 国連事務総長の発言
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、化石燃料業界の広告を禁止するべきだと発言し、気候変動対策の一環として注目を集めている。

4. エルニーニョ現象の影響
今年の3月は観測史上最も暖かい3月となり、エルニーニョ現象が気温上昇に拍車をかけている。

これらのニュースは、気候変動がますます深刻化していることを示している。

我が日本の夏の暑さによる死亡者数を見てみることにする!

日本における熱中症による死亡者数を、単年によるイレギュラーな影響を抑えるため当年及びその前後の年の三年間を平均した数字で見てみる。

すると今世紀初頭の300人前後から、2012年では4倍近くの値となる。様々な要因(高齢・一人世帯化、ヒートアイランド現象の影響、都市部への人口密集化など)から、熱中症による死亡者数は確実に増加傾向にあったことが分かる。

ところが、2013年以降の四年間は漸減に転じた。これは気候の影響の他に、熱中症対策の啓発が進んだ結果が数字となった可能性があるのかもしれない。

しかし2016年を底にして、それ以降は再び増加に転じ毎年千人を超えているのである。

我国においても今後益々夏の暑さ対策が求められことは、欧州諸国同様に間違いないであろう!

健康:気候適応策により2023年の欧州の暑さによる死亡者数が減少した可能性 | Nature Medicine | Nature Portfolio (natureasia.com)

熱中症による死亡者の動向をさぐる(2023年公開版)(不破雷蔵) – エキスパート – Yahoo!ニュース

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鈍偶斎

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