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Chew it well:子どもたちよシッカリ噛んで食べて、食べ方7か条を守ろう!

縄文時代や弥生時代の人たちは現代人より顎が発達しており、1 回の食事に行う咀嚼回数は 4000回以上(食事時間51分)もあったそうだ。鎌倉時代になるとそれが約 2500回(食事時間29分)となり、江戸時代から昭和の戦前にかけては 1500~1400回(食事時間22分)に減少した。

現代人では、その半分以下の620回程度(食事時間11分)にまで減少したと言われている!

人間が 1 回の食事に行う咀嚼回数は 1500回以上が理想的だそうである!

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令和の今の大きな問題は、現代風の柔らかい食べ物の増加により、子どもたちの「噛む力」が、昔と比べ急激に低下していることである。

むし歯に関しては、1960年代には9割以上の子どもにむし歯があったという。しかし現在では、むし歯のない子のほうが多くなり、日本は先進国の中でもっともむし歯の少ない国の一つになっている。

しかしその一方で、正しく噛めない子どもが今増えているのである。よく噛まなくても食事ができてしまう現在の日本では、「噛むことを子どもしっかりと教える必要があるのだ!

小児歯科医師として40年以上にわたり、子どもの歯と健康問題に取り組んでこられた佐賀県武雄市の増田純一先生は、このように仰っている。

「噛む」ことは食事だけでなく、知能の発達や健康にも大きくかかわっていることが、多くの研究や実験から報告されています。たとえば、きちんと噛んで食事をしている子どもは、記憶力や運動能力に優れ、風邪などの感染症にもかかりにくいことがわかっています。一方で正しく噛めない子は、風邪をひきやすかったり、やる気が出ない、疲れやすいといった共通の傾向が見られます。

では、なぜ「噛む力」が子どもの発達や健康に影響を与えているのでしょうか? そして、どうすれば子どもの「噛む力」を上げられるのでしょうか?

日本では20~30年前から、口を開けたままで噛んだり、ほとんど噛まずに飲み込んだりと、うまく噛めない子どもが目立ち始めました。現在では、2~13歳の子どもの1/3以上が、口を開けたままで食べ物を噛んでいます。
これらはすべて、「噛む力」が弱いために引き起こされています。では、なぜ子どもたちの「噛む力」が弱くなったのでしょうか? その大きな原因は、食生活の変化です。昔と比べて、口に力を入れて噛む必要のある食べ物が少なくなったため、噛む回数が減り、咀嚼力が衰えてしまったと考えられています。

私は長年、子どもたちの「噛む力」を高める治療に取り組んできました。どんな子でも、「噛む力」をつけるだけで能力が上がり、顔つきまで変わってきます。

正しい「噛む力」を身につけるには、噛む回数だけでなく、次の「食べ方7か条」を心がけるようにしましょう。

これが、増田先生の7か条である!

「食べ方7か条」
①食べるときは姿勢を正す。
②足底を床につける。
③ひと口30回噛むように意識する。
④ひと口の量は少なめにして、口を閉じて噛む。
⑤飲み込もうと思ったとき、さらに5回噛む。
⑥先に食べたものを飲み込んでから、次の食べ物を口に入れる。
⑦水分で流し込むようにして食べない。

これは子どもたちだけではなく、我々高齢者にとっても大いに守るべき「食べ方7か条」である!

ゆっくり食べる:農林水産省 (maff.go.jp)

「かむ力」が能力を引き出す プロスポーツ選手用のガムに秘められた効果とは:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

【よく噛む子は肥満にならない?!】医師監修、「噛む力」で子どもの頭と体の発達が変わる! | こそだてまっぷ (gakken.jp)

11月8日の「いい歯の日」に先駆け、全国「子ども×噛む力」調査を実施  第1位は秋田県!第2位山梨県、第3位大阪府  学力低下や将来の骨格にも影響を及ぼす可能性がある「噛むこと」の重要性を専門家が解説 | 株式会社ロッテのプレスリリース (prtimes.jp)

噛む力を鍛えるトレーニング・食べ物を解説!子どもから高齢者まですぐに実践できる! – 高輪クリニックグループ | 東京都港区品川 内科 歯科 (takanawa-clinic.com)

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