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米国資本主義の猛烈なモータリゼーションが、ロサンゼルス鉄道を廃止に追い込んだ!

大谷翔平選手の人気沸騰で益々注目される米国のロサンゼルス!そこの鉄道の歴史を覗いてみた!

ロサンゼルスの市街鉄道自体は 1874年日本では明治7年の 馬車鉄道をその起源に持ち、電車運行は 1886年(明治19年) にスタートした。ロサンゼルス鉄道Los Angeles Railway (LARy)は、 1895年に設立され、それ以前に存在した会社や同時期に設立された競合他社を吸収して拡大した。1901年から1963年までカリフォルニア州ロサンゼルス中央部とその周辺地域で運転していた路面電車であった。

ロサンゼルス鉄道の路線網は、最盛期には 25路線もあった。 この路線網は、中心部のロサンゼルス市内を中心に、周辺地域にも広がっていたのである。同社は、ロサンゼルスの広範囲を営業エリアとしていたパシフィック電鉄(レッド・カー)よりも多くの乗客を運んだ。ロサンゼルスにはかつて、そのレッド・カー(パシフィック電鉄)とイエロー・カー(ロサンゼルス鉄道)と呼ばれる、2つの異なる路面電車網があったのだ。 両社は、ホーソン・ブルバードに沿ってメインストリートと4番ストリートにてデュアルゲージ(1435mm/1067mm)で軌道を共有していた。もし、当時に日本の鉄道オタクがいたならば、泣いて喜ぶような鉄道があったのだ。しかし、残念ながらこれらの路線は 1963年 に廃止されて今はもう無いのである。

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廃止の大きな理由は、米国資本主義が生み出した猛烈なモータリゼーションであった。米国のモータリゼーションは、1908年のT型フォードの発表から始まり、1913年にはその量産化が開始され、自家用乗用車が一般大衆に急速に普及するようになった。1937年には米国での自動車生産台数は約400万台に達し、この頃には米国でのモータリゼーションが完成したとされている。このモータリゼーションの渦中においては、アメリカ路面電車スキャンダル( Great American Streetcar Scandal)と呼ばれた、今も流行りの陰謀論まで巻き起こしたのであった。

なお、ロサンゼルス鉄道が廃止になるまでの途中、多くの路線が1940年代後半から1950年代初頭にかけて、バスに転換されていくのである。
最後まで存続していた路線は、1958年にパシフィック電鉄の存続部とともにロサンゼルス都市圏交通局 (現在のロサンゼルス郡都市圏交通局の前身)に引き継がれた。そして、その交通局は1963年にディーゼルバスに転換することにより、残りの5つの路面電車線(J線、P線、R線、S線、V線)と2つのトロリーバス路線(2号線と3号線)を廃止したのである。

ロサンゼルス鉄道が1963年に廃止された後には、バス路線が整備され、さらなる自動車の普及により、公共交通機関の利用者数は益々減少したのだ!

ところが半世紀近く経った2011年には、 ロサンゼルス郡都市交通局 、ロサンゼルス市、その関係者らは、ダウンタウンの路面電車の復活の可能性を判別するための研究や市民集会を実施し始めた。そして、路面電車の復活の運動により、ロサンゼルスのダウンタウンの歴史的中心街への支援をさらに活性化させ、人々をプロジェクト研究領域内の雇用センター、商店街、市民の資源、文化施設、歴史的建造物や娯楽施設へと結びつけた。 路面電車の復活は、ロサンゼルスの繁華街で発生した全体的なルネッサンスをさらに高めようとしたものであった。

現在では、ロサンゼルスの公共交通機関は、LA Metroと呼ばれるバス、地下鉄、ライトレールの3つの交通機関で構成されている。 LA Metroは、ロサンゼルス市内を中心に、周辺地域にも広がっている。

ロサンゼルス郡都市圏交通局 – Wikipedia

ロサンゼルス鉄道 – Wikipedia

ロサンゼルスの交通手段まとめ!バスや地下鉄などの利用方法から料金まで解説 | スクールウィズ (schoolwith.me)

アメリカ路面電車スキャンダル – Wikipedia

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鈍偶斎

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