皇室の佳子さまの、矛盾だらけの「ひとり暮らし」問題、という記事をネットで目にした。
税金の使われ方を、大いに気にしているらしい?ようなことが書かれていた。
正しい税金の使われ方を広く考えるという意味では、それもまんざら間違いではないとは思う。
しかし、有り得ないことではあるが、もし佳子さまが街の安いマンションでお暮しになるとどうなるか?
それこそ大勢の人々が、警備の問題やら色々なことに巻き込まれ、現状よりもずっとずっと大変なお金がかかるし手間もかかることは目に見える話ではなかろうか!
「ひとり暮らし」的なことをチョットしただけで、これほど目くじら立ててとやかく言われる佳子さまを思うと、皇室以外の日本人はつくづく皇室に生まれなくて「ノブレス・オブリージュ」を背負わなくてよかったという安堵感をイメージすれば、それでよい話なのではなかろうか?
余談ながら、ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)とは、貴族や上流階級などの財産・権力・地位を持つ者は、それ相応の社会的責任や義務を負うという欧米社会に浸透した道徳観のこと。フランス語のnoblesse(貴族)とobliger(義務を負わせる)を合わせ「高貴たるものの義務」を意味する言葉である。英語では「noble obligation(ノーブル・オブリゲーション)」という、とのことである。
なお、ホンマにまったくの個人的な感想であるが、英国初の女性宰相であったサッチャー首相の誕生の陰には、同世代の英国男性貴族たちが「ノブレス・オブリージュ」の為に、第二次世界大戦の最前線においてかなり戦死したことも大いに影響しているように思うのである。
それに比べると、一部の人たちを除くと、当時の大日本帝国の多くの高級軍人たちは、このノブレス・オブリージュが欠如していた。いや、もともとノブレス・オブリージュという言葉自体も知らず、日本古来の武士道も忘れ去っていただけなのかも知れない。
閑話休題、税金の話に戻る。ホンマに税金の使われ方をとやかく言うのであれば、何よりも今自分自身が住んでいる街の税金が、ホンマにまともに使われているのかどうか?と気にする方がもっと適切なように思えてならない。まずは、自分の足元のことを確認しておくことがもっと大事ではないだろうか?
そんな風に思う我が身ではあるが、恥ずかしながら今まで住んでいる街の税金の使われ方をチェックしたことは一度もない!
おまけに、多くの日本国民もそんなもんやろなあと勝手に想像している始末である。
つまり今の時代、それほど無茶苦茶な税金の使い方はしないであろうと、性善説に基づいた安易な見方をずっと継続している訳である。
さらにもっと正直に言えば、少なくとも税金の90%前後はまともに使われており、残りの10%前後には問題はあるかも知れない?とは言え、世の中いろいろと個別の事情もあるやろう、という多くの【大人の日本人】が抱くような気持ちが強いのである。
今までズットそのように割り切っては来たが、税金の使われかたについてのモヤモヤ感が全く無いワケでもない!
政府が大いに旗を振るITを利用した【DX】を早急に各市町村に導入し、はやりの一般市民による【第三者委員会】が、各自治体の税金の使われ方を【リアルタイム】での24時間体制で【監視】できるのであれば、このモヤモヤ感も少しは晴れるようにも思えるのである!
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