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アニメ映画「すずめの戸締まり」人気沸騰中!

新海誠監督の新作劇場版アニメ「すずめの戸締まり」の興行収入が、2022年11月11日の公開から167日間で145億2千万円を突破した。歴代興行収入ランキングでは、2019年に公開され、興行収入が約142億3千万円を記録した新海監督の前作「天気の子」を超え、14位にランクインしている。観客動員数は1095万人を突破するなど大ヒット中だ!

評判によると、この映画には外国の人の胸もキュンとなる日本のカルチャーが満載なのだと!

例えば、今世界的に人気が上昇している1970年代や1980年代の昭和の歌謡曲、ジャパンポップス!

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すなわち、『ルージュの伝言』(ユーミン)、『SWEET MEMORIES』(松田聖子)、『夢の中へ』(井上陽水)、『けんかをやめて』(河合奈保子)などの挿入歌のことである。

みんなの「流行り唄」がない令和の世に!

また、最近SNSでの発信などから、日本の地方都市への関心が高まり日本の地方文化が大いに注目されていること!

そして、世界に類のない物の怪(モノノケ)のダイバーシティ、日本の妖怪(ヨウカイ)文化などである!

「すずめの戸締まり」この物語は、九州の静かな町で暮らす17歳の少女・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)が、災い(地震)を呼ぶ扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”の青年・宗像草太と出会うところから始まる。やがて、日本各地で次々に扉が開き始め、すずめと草太は“戸締まりの旅”へ出ることになる。

新海監督御自身は、この新作の制作発表の際に「扉を開いていくのではなく、閉じていく物語を作りたいと思った」と語っておらるのであった!

そして、この新作を構想する上では、『二つのキーワード』があったという!

一つには、『場所を悼む物語』にしたいということ!

監督のお話によると、「前作の『天気の子』の舞台あいさつで各地を回ったり田舎の実家に帰ったりした時に、かつて栄えていたのに人が減って廃れてしまい、寂しくなった場所を目にする機会が増えたなと思っていました。

僕の実家は建築業をやっていて、子供の頃、父親たちがさまざまな建造物を作るのをよく見ていたんですが、そこで建てられた建物の中には今は誰も住んでいなくて、周りは人よりも緑や動物ばかりになっている場所が少なくない。

そして、何かを始める時は地鎮祭のような儀式をするけれど、何かが終わっていく時には何もしないですよね。人が亡くなった時にはお葬式で悼むのに、土地や街にはそれがない。じゃあ、人がいなくなった土地や場所、つまり廃墟を悼む、鎮めるという物語はどうだろうかと、ここ何年かずっと考えていました。」とのことであった。

もう一つのキーワードは、『異形の者と旅をする少女の物語』であった!

草太は、すずめと出会った直後、言葉を話す謎の猫・ダイジンに「おまえは、じゃま!」と言われたことをきっかけに、すずめが幼いころに使っていた『小さな椅子』に姿を変えられてしまう。ダイジンを追いかけ、すずめは『椅子になった草太』と共に旅をすることになる。

前作の『天気の子』について新海監督は、「“正しくない物語”を作りたいという気持ちが強かった。世界を救わない物語を作りたい、と」と語ったことがあるが、「天気の子」の主人公・森嶋帆高に対する批判の声も少なくなかったという。

それに加えて、監督はこのようにも述べておられる、「作品に対しては、本当にいろいろなことを言っていただいて、褒めていただけることもあるし、あんまり褒められないこともあるし、はっきり批判されることもあります。ただ、やはり次の作品を作る時のヒントになるのは、批判の言葉なんです。

『天気の子』であれば『帆高が自分勝手すぎて感情移入できなかった』という意見がありました。僕はそういう意見につながらない映画になるよう慎重に作っていったつもりではあるんですけど、『やっぱり足りなかったんだ』という気持ちになりました。

それは、キャラクターがセルフィッシュな行動をしたとしても、愛することができるような、セットアップが足りなかったということもある。少なくとも主役として立たせるんだったら、もっと愛されるキャラクターにしたいと思いました。」とのことだ。

それらのことを踏まえた結果、多くの人に愛される主人公として、「物おじせずにどんどん世界を切り開いていき、監督自身も観客も見たことない景色の場所まで連れて行ってくれるような、前に走っていくようなキャラクター」であるヒロイン・すずめが生まれたという!

また、前作の『天気の子』よりも、もっと幼い子供たちに映画を楽しんでもらいたいという願いもあったという!

すずめの戸締まり:新海誠監督 全世代に向けた「本当のエンターテインメントに」 「天気の子」の賛否から生まれたヒロイン – MANTANWEB(まんたんウェブ) (mantan-web.jp)

『すずめの戸締まり』を観た中国人、じつはSNSにこんな「驚きの反応」を書き込んでいた…!(中島 恵) | 現代ビジネス | 講談社(3/5) (gendai.media)

鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!