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モヤシの唄!

真っ暗闇の中にボクはいる。
お水はあるけど光は見えない、漆黒の世界なんだ。
多くの植物の種は、光無しでは芽を出せないよね。
しかし、ボクたちダイズの種はこんな暗黒の世界でも芽を出せるんだ。
でも、ボクたちもホントは光が欲しいんだ!とっても光が恋しいんだよ!
上の方に行けばキット太陽の光に会えると、ボクたちはいつも信じているよ!
早く光に会いたいよー、だから上へ上へと背丈を伸ばすんだ!
精一杯の力を出して、もっともっと上に伸ばしていくんだ!
そう、それがボクたちモヤシなんだ!
これからもずっとずっと、光に会えるその日までボクたちは伸ばし続けるよ!                        モヤシっ子なんてよく言われるけれども、ボクたちはホントは強いんだ! だって光を信じて愛しているんだもん!

ひょろりモヤシに 唇寄せて 黙っ見ている青い空

モヤシは何も言わないけれど モヤシの気持ちは

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よく分かる モヤシ可愛いや 可愛いやモヤシ!

<モヤシの歴史や栄養など>

ボクたちモヤシの語源は、発させるを意味する「萌やす」に由来し、その連用形の「萌やし」を名詞化したものなんだ!

ボクたちは平安時代の日本で最も古い薬草の本「本草和名」(ホンゾウワミョウ)に「毛也之」(モヤシ)として 紹介されていて、薬用として栽培されていたという話もあるんだ。

南北朝の時代(1336年-1392年)、あの楠正成が千早城に籠城した際、 兵にボクたち豆の芽を食べさせて敵の重囲に堪えたとも言われているんだよ。

江戸時代の『和漢三才図会』(ワカンサンサイズエ)には、黒豆をモヤシにして、芽が五寸ほどの長さに なったところで乾燥させ、よく煎って服用すると、痺れや膝の痛み、筋のひきつりなどに効くとあるんだ。

現在、日本では緑豆(約9割を占める)やブラックマッペ、大豆を種子とするモヤシが主に生産されているんだ。

緑豆はやや太めで、くせのない味。ブラックマッペはやや細めで、ほのかな甘味。しっかりした食感が好まれている。大豆は豆が付いたままで食される。独特の味と食感が根強い人気。

ボクたちモヤシは、低カロリーの割に、ビタミン類やミネラル類、植物繊維をバランスよく含み、わりあい栄養価が高いことで健康的な野菜として世界的にも注目されているんだよ!

緑豆はデンプン、大豆はタンパク質といった、それぞれの豆特有の栄養素を保持しながら、発芽時にビタミンCやアスパラギン酸が生成されることによって、栄養価が向上するよ。また、発芽時に消化酵素のアミラーゼも生成されるため、糖質の消化も助ける効果も期待できるんだよ!

だから、もう少しボクたちを大事にしてよねー!

モヤシ「物価の優等生」も限界 コスト上昇に理解を (msn.com)

参照1:中公新書「ふしぎの植物学」田中 修著 

参照2:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』モヤシ

参照3:工業組合もやし生産者協会 もやしについて もやしの歴史

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鈍偶斎

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