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「寛容さの共有」を忘れた社会の危うさ!

米国における今話題の共和党派と民主党派の過激な論争は、まさに現代の「寛容さの共有」を忘れた社会の危うさを示す最も分かり易い見本である。
日本でいうならば、安倍元首相暗殺事件や昨夕に起きた社会学者の宮台真司さんの襲撃事件も、明らかに「寛容さの共有」を忘れた社会の危うさを如実に示すものである。
それは、まるで自分と異なる意見は、間違っており悪いもので無くなってしまえばいいのだと、一方的に決めつける幼稚で利己的かつ独善的な考え方である。
勿論、これには昔と比較してそうなり易い今のネット社会の在り方が大きく影響している。

今は自分のスマホで色々なニュースや情報が手軽に即座に見られる時代、それは見た目にはさもスマートに感じられることであるが、実際にはスマホの画面は既にあなたのお好みの情報に限定されてしまっているケースが多い時代でもある。
本来まともな情報収集とは、個人の好みに合わせたものだけではないはずである。自分に好ましいものもあれば、自分が好きになれないイヤな情報も相当にあるのが当たり前なのである。
ある考え方に容易に染まり易い人たちは、異なる考え方にも配慮するという訓練が足りない、つまり自分とは異なる考えに我慢する力のない修行不足なのだ。
しかし、この「我慢する力の修行」が、今や人類80億人時代を迎えた我々には益々必要不可欠になって来ているのである。
そして、「寛容さの共有」という人類の知恵こそが、異なる考え方に対しても無理なくシナヤカに「我慢する力の修行」を実践させ継続させる原動力となるものなのである。


このように思う時、日本は江戸時代に既に一度「寛容さの共有」の実現に見事に成功した歴史を持つ世界で唯一の国なのである。

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それは、ズバリ「大阪のお笑い文化」のことである!

今も日本の都会は人口密度が高いが、江戸時代に経済の中心地であった大阪の人口密度はその都市面積が狭いことから、当時すでに百万人都市であった江戸よりもさらにグッと人口密度は高かったとのことである。
そんな超過密人口の中における「人付き合いのノウハウ」として、大阪という都市が辿り着いたのが「寛容さの共有」であり、その実践ノウハウが「大阪のお笑い文化」であったのだ。
「人間とは皆なかなか我慢ができず、すぐに口論やケンカを始めてしまうもの」との問題提起に対し、その解決法として「大阪のお笑い文化」を生み出し進化させたのである。

「大阪のお笑い文化」は江戸時代に大阪に住んだ人々が、お互いの生活の心地よさ求め合うなかで到達した「寛容さの共有」の権化だったのである!

個人的な思いを言うと、今もし昔の松竹新喜劇のあの藤山寛美さんが現役バリバリでいらして、米国で1年間でも興行が出来たなら、共和党派や民主党派のみなさん共に「大阪のお笑い文化」を学び、互いの論争を今少しは次元の高い内容に高め得るはずだと思うのである。
しかし、それはもう出来ないことである。

せめて今海外へも目を向けて頑張っている大阪の吉本興業さんに「大阪のお笑い文化」のさらなる輸出拡大を期待するばかりである。

お笑いの輸出に関しては、どこの国でも規制されるいわれはないはずだから!

上方と江戸の笑いには違いがある!豪胆にして繊細、落語家・笑福亭純瓶師匠インタビュー | 和樂web 日本文化の入り口マガジン (intojapanwaraku.com)

鈍偶斎

還暦は過ぎたるも、心は少年の如くありたいと願っています!

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